東急沿線新聞『あらかると』のおもいで
六本木のアウシュビッツと呼ばれたプロダクションが得意としていたのは『自動車』『流通小売』そして『不動産』でした。
入社したばかりのぼくに最初、あてがわれたのは『流通小売』の中でも特に地味な、東急沿線新聞の“あらかると”というコラム。月に一回、1500文字程度の雑文でありながら販売につながる文章を書くというものです。
もしいまならチョチョイのパーで片付けられる仕事です。それどころか結構いいやつこさえるんでいつか本にしてくださいよ、ぐらいの軽口を東急エージェンシーの担当にたた