マガジンのカバー画像

薄楽句集

27
俳句をまとめています。
運営しているクリエイター

#コンビニ

【俳句】いつまでの山茶花 5句

【俳句】いつまでの山茶花 5句

いつまでの山茶花去年に逢ひしひと
しんしんと雪ふる屋根や蕪村の忌
発光はコンビニひとつ冬の闇
つまづいて薔薇が壊れて寒涛に
歳月が迫って胸まで冬銀河

1.季語は山茶花。〈初冬〉
  山茶花は冬の庭の彩り。散りながら咲き、咲きながら散る。
  そのさまがずっとつづくといいがそうもいかない。二人の
  関係とて・・・不倫です。
2.季語は蕪村忌〈冬〉
  山本てらさんがこの季語で3句詠んでいらっしゃ

もっとみる
【川柳】おでんで3句

【川柳】おでんで3句

おでんあり一杯一杯復た一杯

 学生時代、友人がとつぜん下宿に訪ねてきました。
 まさに、「朋あり遠方より来る」でふたりでおでんパーティー。
  両人 対酌して一杯一杯復た一杯。
 いい冬の夜でした。めちゃ昭和なお話。

おでんてふ縁で妻と子がひとり

 「てふ」は「といふ」のつづまり形。「恋すてふ~」のあれです。
 恋とよべるものであったかどうか、微妙ですが、Attakaindakaraa♪であ

もっとみる