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超絶技巧の「根付」コレクション @東京国立博物館/2023年8月中旬

これまで何度かnoteしてきた東京国立博物館(トーハク)の高円宮さんが残してくれた根付コレクションを中心に紹介していきます。

それぞれ超絶技巧なのですが……それだけでなく、ユーモア溢れる作品が多いのが、妃殿下と一緒に集めていったという高円宮コレクションの特徴です(むしろ妃殿下の方が先に蒐集しはじめたそうです)。


■高円宮コレクション

高円宮コレクションのうち、2023年8月20日まで展示されていた作品です。作者の方には申し訳ないのですが、作品名や作者が分からないものがあります。下記Webサイトのリストのいずれかなのですが……昨日から展示内容が一新されてしまったため、確認しに行くことも叶わず……。

今回の高円宮コレクションもかわいい根付が多数ありました。寺子屋で授業中の子供がうたたねしてしまっている下の鈴木玉昇さんの《うたたね》などは、その1つです。またカエルを題材にした根付も多くみられました。中には、女性が「なにこれぇ〜、すごいかわいいぃ〜」と、なかなか離れられずにいる作品もありました。約50作品が展示されていた高円宮コレクションの中から、個人的に素敵だなと感じた根付を、いくつかピックアップしてきました。


《うたたね》鈴木玉昇作・昭和48年(1973)
《子供》関沢芳堂作・平成元年(1989)
《孵化するヤモリ》スーザン・レイト作・平成9年(1997)
《樹皮に蛙》スーザン・レイト作・平成3年(1991)
《樹皮に蛙》スーザン・レイト作・平成3年(1991)
《初孫》後藤雅峯作・平成8年(1996)
《初孫》後藤雅峯作・平成8年(1996)
《初孫》後藤雅峯作・平成8年(1996)
《春乙女》福山恒山作・平成9年(1997)
《春乙女》福山恒山作・平成9年(1997)
申し訳ございません、作者・作品名がわかりません

■江戸時代の根付

以下はトーハク2階の「浮世絵と衣装」の部屋にある、江戸時代に作られた根付の数々です。特に子犬の根付がかわいい。

こちらは今月展示スタートで、10月までの展示されているので、ほかの作品も撮ってきた場合には、ここに追加していきたいと思います。

《小犬弊履木彫根付》線刻銘「重親」・ 江戸時代・19世紀・H-858
《川獺牙彫根付》 江戸~明治時代・19~20世紀・増井光子氏寄贈・H-4653
鐘馗鬼木彫根付
《面寄牙彫根付》線刻銘「白雲斎」・江戸時代・19世紀・H-743
《鬼太鼓木彫根付》 江戸時代・19世紀・H-960
《閻魔鬼木彫根付》 江戸時代・19世紀・H-879

<過去の根付note>


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