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映画日記

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見た映画の感想文。おおむね、ほめるよりもモンクが多く、偏った感想になっている。
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#アップリンク吉祥寺

映画日記『ヤジと民主主義』こんなになっちゃった日本

※昨日この感想文をアップしたのだが、内容に大きな間違いがあったようだ。私は、「原和也」と…

只野成行
6か月前
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映画日記『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』ドキュメンタリーという市街劇?

『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』という映画を観た。ロシアがウクライナに侵攻して戦争し…

只野成行
1年前
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映画日記 『THE FOOLS 愚か者たちの歌』 ロックを生きる人々

『THE FOOLS 愚か者たちの歌』という映画を観てきた。フールズというロックバンドのドキュメン…

只野成行
1年前
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映画日記 『ミスタームーンライト』老人を笑顔にさせるビートルズの力

笑顔の老人をたくさん見られる映画だった。出てくるのは70代、80代のジジババだ。みんな浮…

只野成行
1年前
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映画日記『親愛なる同志たちへ』変わらないロシアの体制と耐え続ける人々

アンドレイ・コンチャロフスキー監督作品『親愛なる同志たちへ』 十日くらい前に、アップリン…

只野成行
2年前

映画日記 『ドライブ・マイ・カー』①「セックス」と「演劇」と「ドライブ」と。

映画の『ドライブ・マイ・カー』を見て、今年(2022)の1月18日に書いた文章だ。なんとなく、…

只野成行
2年前
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映画日記『ドライブ・マイ・カー』③この映画と相性が悪い理由を、まだ考えている

2月の12日に書いた文。 映画の『ドライブ・マイ・カー』が、海外で色んな賞をとって、快進撃を続けている。私にはイマイチだった。一回しか観ていないけど、なんでイマイチだったか、思い出しながら書いてみたい。 私が一番、引っかかったのは、ドライバーの女の子の存在だったと思う。彼女の存在が私には嘘くさくて、映画全体があり得ない作り物のように思えて、後半はかなり白けてしまったのだ。 主人公は、自分の車を運転して東京から広島に来たのだが、主人公を招聘した組織が、期間中に事故を起こさ

映画日記『ロック・フィールド 伝説の音楽スタジオ』 大雑把と痛快

2月14日に書いた文。 イギリスで最初に出来た滞在型のロックスタジオのドキュメンタリー映画…

只野成行
2年前
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映画日記『焼け跡クロニクル』子供はいつでも希望の宝だ

2022年3月11日に書いた文。 原まおり/原将人・監督 『焼け跡クロニクル』 監督の原将人は…

只野成行
2年前
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映画日記『さがす』連載マンガのノウハウで2時間にまとめられたら、困る

3月5日に書いた文章。いつもよりも長い。 片山慎三・監督 『さがす』 吉祥寺アップリンクで…

只野成行
2年前
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映画日記『ストレイ』地域犬のいる大都市イスタンブール

エリザベス・ロー監督 『ストレイ 犬が見た世界』 アップリンク吉祥寺で観た。予告を見て、…

只野成行
2年前

映画日記『名付けようのない踊り』記憶と繋がらない田中泯の顔

犬童一心・監督作品 『名付けようのない踊り』 3月16日に書いた文。 舞踏家というか、ダン…

只野成行
2年前
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映画日記『チタン』自動車人間は自動車羊の夢をみるか?

4月1日に書いた文章 ジュリア・デュクルノー監督 『チタン』 『チタン』は最近、アップリン…

只野成行
2年前

映画日記『スージーQ』やれるもんならやってみな!とスージー・クアトロは歌った

なんとなくそういう気分なので、だらだらと脈絡なく、思いついたことを、寄り道をしながら、それこそ懐古的な文章を書く。 ①日本酒のテレビCMにも出ていた大スター スージー・クアトロのドキュメンタリー映画を観た。スージー・クアトロというと「酒、ロック、大関」のCMの人だ。1970年代の後半だったと思うが、日本酒の大関のテレビCMに出るくらいスターだった。ロックに興味のない人でも、このCMのことを覚えている人は多いのではないかと思う。有名なところでは、デヴィッド・ボウイの焼酎のC