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ゲームはいくつまで遊んでいいのかい?

コンシューマゲームのプレイヤーは平均年齢がおおよそ30歳半ばくらい、米国でもおおよそ同じくらいと言われていて、ゲーム=若者のイメージは年々変わってきている印象です。

そんななか、私はよく「ゲームって、何歳までプレイしていいのかな」なんて考えます。

よく「いつまでゲーム”なんか”やってるの」「趣味がゲームてw」的な言い回しを自分は受けましたが、現在ではあまり言われなくなった気がします。

今日は、そんなゲームプレイに適齢ってあるの?なんて仮学してみたいと思います。

この記事は、こんな方に向けて共感いただきたいなと思い書いてみました。

・ゲームをするのに違和感を感じるときがある方。
・休日はゲームしか趣味がないなぁ…と少し凹んでしまう方。
・最近、面白いゲームがないなぁと感じている方。

おもしろいは、強い

あたりまえですが、ゲームは映画や漫画などと同じくエンタメですよね。

映画ばっか観て!なんて怒られたことはないと思いますが、なぜゲームや漫画はエンタメとして怒られちゃうんでしょうか。

イメージとしては保護者の影響力が強いと感じます。

ゲーム(漫画・アニメetc)を楽しむこと=勉強をしない、やるべきことをしないというような図式が根強くあるように感じます。

さらに、一昔前ではゲームをしている=ヲタクの図式でしたし、スマホゲームが席巻し紳士淑女がスマホでポケモンを探していても、この状況はあまり変わらない印象です。

実際、国内でe-sportsが海外よりも出遅れているのは、このゲームやエンタメに対する世間の目だと思います。

ただ、止めても咎めても、ついやってしまう。

それは、社会を巻き込み人々を飲み込む…それもゲームのパワーだと思います。私は「社会的影響力」と呼んでいます。

ストリートのファイターたち

ゲームの社会現象といえば、古くはスペースインベーダー。ドラクエ、FFに始まり、ポケモン、妖怪ウォッチなど老若男女に影響を与えます。

私が考える中でブームを強く感じたのは、やはりストリートファイターII(ストII)ですね。

ゲームセンターでは見知らぬ人々が、お互いのプライドが100円に身を変え、その一戦に心を燃やす。ゲームという枠ではなく、もはや一つの文化だと少年心に感じていました。

ゲームをプレイする、というごく当たり前なやり取りの中に、ここまで複雑な感情が入り混じった状況が作り出されたことは、本当に誇らしいことが起きたんだと感じます。

今はe-sportsとして場を変え感じることはできますが、何気ない街角のアーケードで、すべての少年少女たちがストリートファイターだった時代というのは、もうおそらくは来ないのかと思います。

ゲームは文化を作る。素晴らしいツールでもあります。では、改めてそんなエンターテイメントはいくつまでプレイしててもいいんでしょうか?

MOTHER2という母

都内のLOFTで、MOTHER2の来年度カレンダーを見つけました。

早いものでもう年の瀬。毎年「ほぼ日」の関連グッズを見るたびに年末を感じます。

MOTHERシリーズも根強いファンが多い作品ですね。MOTHER(とくに2)は毎年学生からも話を聞きます。そんなとき、表情が変わるんですよね。

まるで、自分の家族や親友の昔話を語るような。ゲームプレイという枠ではない、それ以上に自分事として、ネスとして感じた実体験を楽しそうに語るんです。

もう発売されて20年以上経ちますが、目に見える社会現象ではなく、こうプレイした人達の意識に刷り込まれた感情自体が、大きなうねりとなっているのはMOTHERの特徴かなと思います。

自分の大切な思い出になるゲームは、エンターテイメントはいくつまでプレイしててもいいんでしょうか?

「いつまでもプレイしたい」でいいのかな

なんだんか少しトゲトゲな感じになってしまいましたが、結局は「いつまでもプレイしたい」でいいなかな、なんて思います。

ゲームに限らずですが、ゲームをすること自体ももちろん楽しいですが、ゲームを取り巻く環境や、そのそばにある文化まで大きくおおき~く視野を広げていくと、ゲームをプレイするという、単一の円から波紋のように意識が広がっていくことでさらに味わうことができ、自分の人生の糧になっていくのではないかなと感じます。

提案としては「一つの旅」としてとらえてみてはどうでしょうか?

旅行だって、その場所に移動することが目的ではないですからね。行く途中、行った先、行ったあと、それを取り巻く状況と環境もすべて旅ですもんね。

日帰りだって一駅散歩だって、旅と言ってしまえば旅です。

そこで、結論ですが、

「自分はゲームと、ゲームを取り巻くすべてを愛して楽しんでるんだよ!」

という、好きの視野を広げるといくつになってもゲームプレイが自分の中で大切なものとして納得でき、横やりや世間の目を気にしなくなるのかなと思いました。

ゲームに限らず、好きなものに対して胸をはって「好き」と言い続けていきたいですよね。

こんなに悩ませてくれるゲームって、やっぱ好きです。

【はこ森】


※編集後記※

執筆時、iTunesで「スーパーストリートファイターII X」のサントラをBGMに書きました。

一番好きな曲は「Character Select」。CPU戦のキャラセレ曲です。

ずらり並んだ世界中の猛者達が一堂に会し、拳ひとつで頂点を目指す。

このシチュエーションをたったの28秒で表現していることこそが、ストIIの神髄、魅力なんです。

ストIIは150歳くらいまでやりたいゲームですね。

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