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何事も≪積みかさね≫

この度はご覧いただきありがとうございます。メンタルコーチ箱﨑でございます。全アスリートが最大の力を発揮できる世界を目指し、日々活動しております。何卒よろしくお願い申し上げます。

今回は、【積みかさね】についてお話をさせていただきます。

たとえば試合中、勝敗を分ける大事な局面であなたがイージーミスをしてしまいました。そんなとき、どちらの考え方が好ましいでしょうか。

①ミスしてしまった。また同じミスしたらどうしよう。。。

②試合中のミスは試合中に取り返す!もう一回チャンス来い!

どちらが好ましいかと言えば、当然②だと思います。試合中は、悔やんだりへこんだりしても仕方ありません。反省は試合後にするとして、今はきちんと前を向くことが大切です。

では、どうすれば②のような考え方になれるのでしょうか。それは、生まれ持った性格や育った環境ではなく、日頃の【積みかさね】なのです。

たとえばパワーをつけたいと思えば、筋トレをします。足を速くしたいと思えば、ダッシュをします。技術を高めたいと思えば、技術練習をします。これとまったく同じです。考え方を変えたいと思えば、考え方を変えるトレーニングをする必要があるのです。フィジカルやスキルは日頃からの【積みかさね】であるように、メンタルも日頃からの【積みかさね】なのです。

当然アスリートの方は、フィジカル、スキルと同じようにメンタルの重要性を理解しています。しかし、フィジカル、スキルと比べてメンタルは緊急性が低いと捉えられ、後回しにされてしまうのです。しかし、上述の例のように、試合中など誰も助けてくれない場面であなたを助けてくれるのは、あなたであり、あなたの考え方なのです。そのため、アスリートとして最大の力を発揮するためには、フィジカル、スキルと同様にメンタルのトレーニングも日頃から【積みかさね】ていく必要があるのです。

では、どのように【積みかさね】ていくのか。それは、出来事に対する捉え方を普段から意識するのです。(フィジカルやスキルは場所や道具などが必要ですが、メンタルはいつでもどこでも【積みかさね】られます。

何か出来事が起こった際、嬉しかったり悲しかったり怒ったり、さまざまな感情が生まれます。その際に、出来事に対してどのような捉え方をして感情が生まれたのかを振り返ってみてください。

たとえば、順番待ちをしていたら割り込みされて怒りが生まれたとします。これは、≪割り込み=良くないこと≫と捉えているからこそ、怒りが生まれるのです。もし、≪割り込み=たまにあること(多少強引ですが…)≫と捉えていれば、怒りではなく、気を抜いていた自分に呆れるという感情になるかもしれません。

これをスポーツに置き換えてトレーニングをするのです。試合中にミスをした際にへこんでしまう方は、≪試合中のミス=やってはいけないもの≫と捉えているのかもしれません。それを、≪試合中のミス=試合中に取り返すべきもの≫と捉えていれば、試合中もへこむことなく、前向きにいられるようになるのです。

そのため、まずは出来事に対する捉え方を知ること。その後、少しずつ捉え方を変えていくこと。この【積みかさね】で、フィジカルやスキルと同様にメンタルも鍛えられていきます。

ちなみに、何事においても成長するためには、負荷をかけることは当然です。力をつけるためには筋トレの重量を少しずつ重たくしていくように、メンタルについても捉え方を変えていく必要があるのです。捉え方は変わらないと考えている人は、変える【積みかさね】をしていないだけです。

メンタルを鍛えるというと、≪今の自分が弱い≫と捉える人もいますが、まったく違います。より成長し、最大の力を発揮するためには、フィジカル・スキル・メンタルすべてを高めていく必要があります。そのため、弱いメンタルを鍛えるのではなく、さらに高いレベルまで上げるために鍛えるのです。これも捉え方です。

ぜひ、最大の力を発揮したいと考える人は、フィジカル・スキル・メンタルすべてにおいて【積みかさね】をして成長していきましょう。

全アスリートが最大の力を発揮できる世界をつくる

プロメンタルコーチ箱﨑


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