田舎に文化部の人権は存在しない


ご機嫌麗しゅう〜
私は5月病ならぬ6月病で毎日やる気がでない
なんだろ、5月は5月病って覚悟しているから気持ちの準備ができるけれど、6月は気を抜いてしまう気がする
そんな感じで日々を鬱々とした気持ちで過ごしていたら昔の嫌なことを沢山思い出してしんど〜ってなっている

嫌なことの一つが部活だ
もちろん、部活は楽しかったし、中高6年間捧げたのは間違ってなかったって言えるけれど周りの反応だ

私の出身は図書室の隅(メイドさんなんでね一応)というなの千葉のど田舎なのだが、帰省すると本当に人権がない

田舎の人たちにミュージカル部は通用しないのだ
まずミュージカルを知らない
演劇もしらない
田舎にある娯楽はパチンコ、カラオケ、銭湯だ
だれもミュージカルなんて触れ合ってないのだ

別に大した一族でもないし、多分先祖は普通の農民だったのだが、一族は私以外、全員陸上部なのだ

しかもやっかいなことにみんな県大会とか地区大会行くレベルでまぁまぁ強いのだ

私も遺伝子を継いでいるので一応足ははやい
ずっとリレーの選手だったのは永遠に自慢していこうと思っている

でも、私はミュージカル部に入った
だってキラキラしたかったんだもん
毎日汗だくで走るのは無理〜って甘ったれていた
まぁミュージカル部も腹筋したり踊ったり歌ったりするから一応運動はするのだが、まぁ所詮は文化部だ

私はミュージカル部に入るために母校に入学したのだが、母は本当にミュージカル部に入るとは思っていなかったらしい

ミュージカル部入った!って言ったら10秒ぐらい固まっていた

私が頑固なことは母も知っているから陸上部に入りなさいとは言わなかったけれど、卒業して何年も経ったのにいまだになんで運動部に入らなかったの、、と小言を言われる

母親は受け入れてくれたのだが、親族はドン引きだった

正月に親族全員集った時にそういえばくりすちゃんは短距離?長距離?って陸上部前提で話が進んでいた

私がミュージカル部入った!!!

と言ったら

親族全員ポカンとしていた

みゅー?みゅ、ミュージカル、、?何それ?

私は一生懸命に劇団四季とか宝塚みたいな感じ!歌って踊って演技するの!って説明したけれど誰も理解してくれなかった
頭の上にはてなマークが浮かんでいた

母親が一言
この子、美川憲一とか小林幸子みたいなことしてるのよね、、、

いやまぁ舞台に立つって大きな括りでは一緒だけどね!?だいぶ違くない?
しかも田舎って紅白視聴率100%で美川憲一と小林幸子みんな知ってるからなるほどってなってるし、、

こうして私は親族から美川憲一小林幸子部に入った異端児として扱われることとなった

さすがに祖父母にはちゃんと理解して貰いたかったから引退公演のメインキャストの時に観にきて貰おうと思っていたのに、私がモブ市民役の間に他界してしまった


おじいちゃん、私が小林幸子やってるって勘違いしたまんま死んじゃったよ、、、
観劇して貰いたかったな、、



まぁこんなたらればを考えて鬱々としてるのは時間の無駄なんだろうけれど6月病に免じて許してほしい

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