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②一等無人航空機操縦士資格試験への挑戦

「ドローンのイマを学ぶ」セミナーを
なぜ実施することにしたのか?ということを自分なりにまとめたものを全10回で話していきます。

②一等無人航空機操縦士資格試験への挑戦

無人航空機と言われるドローンは2022年の12月5日に航空法が改正され、国家資格制度がスタート。取得者が少ない資格を早くに持つことで、他人よりアドバンテージがとれることもあり注目度は高くなった。

自分も資格は取りたいな~という気持ちもあったので、学校で習ったやり方を時間かけて体に染み込ませつつ、車で言うところの飛び込み試験を受けることにした(2023年1月当時は自動車教習所みたいな実技まで補完する教習所がなかったと思う。今は全国にたくさんある)。申込開始日に数百人が殺到するプレミアチケットにもかかわらず、通信環境が良かったせいか、運良く申込出来2月に京都で受験することが決まった。

試験の日、気合いをいれず平常心で向かった会場で驚きがあった。自分の前の番号が無人航空機のイロハを教えてくれた学校の講師だった。卒業したら知識はみなさんと同じですと彼から言われた言葉を思いだし、みな法の前では平等なのだなと思った。自分も含め、全員が前例のない試験に向かう挑戦者。持っているもの以上を出すことは出来ないので、これまでに習って体に染み込ませた5ヶ月分をフルに発揮した。

しかし最後までなんとかやりきったけど、結果は不合格だった(ちなみに講師は合格 [お世話になってたし、それは普通に嬉しかった])。試験が終わった後、合否の結果は1週間後だったが自分は不合格だろうと思ってたし、その原因は省みるまでもなかった。試験を受けながらその場で次々と足りないものが明るみになって増えていく。とても悔しかった。そしてその課題は間違いなく学校では学べないものだった。講師が受かり、自分が落ちた理由は明確。「現場経験の差」。現場で起きるトラブルが起きないようやるべき準備や点検はたくさんあるのに、自分は学んだ通りにやるマニュアル縛り。学校がどうこうではない。こんなバランスの悪い技能の状態の人に他人の頭の上を飛行させるための資格を与えちゃダメなんだろうなと思った。なので試験を終える前に不合格を納得できた。ドローンが落ちたらたまたま歩いてた人を怪我させることだってある。誰かの所有物が壊れることもある。機体の確認や特性を知らなければ何かあった時の対処ができない。試験の減点項目を知ってそこにアジャストして合格してもどこかでひずみが出る。だから、自然と確認出来る自分になる必要がある。ここで資格に向き合う挑戦は一区切りにして、次やることへ始動することに決めた。経験を積む旅へ、、、。それはまた別の話。

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