映画レビュー(7)「NO MAN'S LAND ノーマンズ・ランド」
「NO MAN'S LAND ノーマンズ・ランド」
(2005年 05月 24日 「読書記録゛(どくしょきろぐ)」掲載)
バルカン半島での戦争を描いた作品。練られた脚本が効果的な、程よいブラックコメディである。
敵陣との間にある塹壕に取り残されたセルビア人とボスニア人の兵士。
まず、互いの正当性を譲らない二人の姿が笑える。
一方、傷を負って動けないセルビア人兵士は死体と間違われて体の下に地雷が仕掛けられている。
どちらの陣営もにらみ合って助けに行けずに、結局は、国