え!?外構費用が100万足りない!多くの人がハマる外構地獄を避ける方法
こんにちは。施主の為の注文住宅コミュニティ【by Your Side】の「はじめ」です。
今回は解決編ですよ。
前回は、「外構予算はなぜ事前に予算を取っていたのに関わらず、高い確率でオーバーしてしまうのか?」
この“外構最大のミステリー”ともいっても良い「謎」について、外構のプロをお招きし解説させていただきました。
一見すると陰謀論的に捉えられがちなお話でしたが、実はそうでもなかったですよね。
読んだ方であれば「確かにそういった傾向がある」とご理解いただけたかと思います。
ということで今回は解決編。
具体的にどうすれば、「直前になって外構予算が全然足りない!」といった事態を避けることが出来るのか?
こちらを解説していきたいと思います。
もちろん、今回も外構のプロ中のプロ「庭ファン」さんへの取材をもとにした内容となっております。
まずは結論から言ってしまいましょう。
ズバリ…
外構を甘く見るな! きちんと知り、事前に我が家に必要なものをチョイスした上で適正な予算を確保せよ!
ひとことで言うとこうなります。
まず気になるのは「きちんと知り」という部分ですが、これは主に前回の記事でも触れた以下の2点になります。
外構は、ハウスメーカーの営業マンの成績にあまり反映されない為、出来る限り予算の多くを建物本体に使わせたがる傾向がある
ハウスメーカーの営業マンは外構に詳しくない為、そもそも営業マンが出した予算が適正ではないことが多い
とてもおかしな話ではありますが…
「ハウスメーカーの営業マンに任せておけば大丈夫だ」と高を括らないことが前段として重要になってくるのですね。
そして、その上で…
本当にこの予算で大丈夫か?
足りるか?
これを施主自らが調べ、適正な外構予算を確保するといった行動が外構で失敗しないためには求められるのです。
では、どうやって、その予算で適正か?を施主自らが調べて外構予算を確保すれば良いのでしょう?
これはもう事前に調べて、最低限、何が自分達の家に必要かをピックアップしておくしかありません。
そうです。
建物本体と同じように、きちんと情報収集を行った上で取捨選択を事前にしておくことが重要になってくるのです。
そうじゃなければ適正な外構予算って、そもそも出せないですよね?
…おっしゃりたいことは分かります!
痛いほど!
間取りや設備、外観、内装だけでも頭がパンクしそうなのに、外構まで…ということですよね。
実は今回、庭ファンさんとやり取りをしていて、とても印象に残っているお話があります。
そのお話を聞いてもらえれば、いまお持ちの外構に対する意識が変わるかもしれません。
庭ファンさんから聞いた気になる印象的なエピソードとは?
ズバリ、それは「外構はラスボスですw」というもの。
「家作り」という大冒険の中で立ちはだかる様々な敵(間取りや設備、外観、内装)と戦い…
やっと終わった!決めきった! というタイミングで…
「何か忘れてはいませんか?」
「とっても大事なものを忘れていませんか?」
と突如、姿を現すのが外構(ラスボス)なのです。
HP(ヒットポイント)やMP(エムピー)は、度重なる歴戦の末、ほとんど残っていません。
でも、外構というラスボスを倒さないことには家作りの旅は終わらないのです。。。。
想像してみて下さい。
これさえ倒せば…
これさえ倒せば…
これさえ倒せば…
私たちの旅は終わる。
その一心のみで、立ち上がろうとする夫婦…
わずかに残された気力を振り絞り、外構という名のラスボスと対峙することを心に決めたその瞬間……
まさかのタイミングで「予算がたりません!」なんて事実が発覚するのです…
HPやMPだけではなく、“GOLD” までもが足りないのです。
もう絶望しかありません。
リセットボタンを押したくなる気持ちわかります。
でも、リセットボタンを押しても冒険は終わらないのです。
再開すれば、常に奴が現れるのです。
しかも、時間もあまり残されていません。
引き渡しまであと少し。
でも、そんな時・・・
事前にある程度の取捨選択をし、適正な外構予算が組まれていたとしたら?
この戦い、かなり楽になるのではないでしょうか?
概ね必要なものがリストアップされており、しかも、それに応じた適正な予算が確保されている。
あなたがやることは、それらを再度吟味し、最終的にどうするか決めるだけ。
物価の高騰による材料費の値上がりを気にされている方もおられるかもしれませんが、前回の記事でも触れた通り、それらは5%~10%ほどのこと。
後から50万・100万単位で予算が足りなくなるのとは次元が異なるのです。
どちらにしても言えることは「情報収集と取捨選択はどこかのタイミングでやらなければならない」ということです。
それを後にするか、先にするか…
「先」に手を付けて、事前に建物本体と外構との費用のバランスをきちんと取っておくか
「後」からやって予算オーバーは止む無しと考え追加費用を出すか、もしくは、外構予算を大幅に削るか
どちらが正解かは人それぞれですが、個人的には追加費用を出すのも、外構予算を削るのもなかなか耐え難い苦しみだなと思っております。
そういうことです。
つまり、事前の情報収集と取捨選択は、マイホーム計画のどの場面においても重要であり、かつ、常に付きまとうものなのです。
そこから目を背けてはいけないのです。
でも、まだ1つの疑問が残っています。
それは…
情報収集や取捨選択をするにも、どこで行えば良いのか?
というのも、外構はマニアックなジャンルである為、建物本体や内装、設備に比べて情報を拾えるところが少ないからです。
この辺りは、現在開発中のコミュニティのアプリが完成すれば、諸先輩方の外構事例もどんどんアップされていくはずです。
土間コンクリートにいくらかかったのか?フェンスやカーポート、門柱などについての具体的な費用面についても質問すれば教えてくれるコミュニティに育っていくと思います。
しかし、今の段階ではアプリが完成していない為、コミュニティが寄与できるところはあまり多くはありません。
(もちろん、今でも皆さん質問については優しく答えてくれますよ。)
そこでお勧めなのが、
多数のマイホームユーザーが集まるInstagram
好みに近い外構をされている方や検討しているモノと同じものを使っている方にコメントやDMなどで聞いてみるのは大いにアリだと思います。
実際にインスタで活発に活動されている方も多いことでしょう。
その他にお勧めなのは、
今回取材をさせていただいた庭ファンさんのサイトやYouTube
当然ですが専門家だけあって、かなり詳しい情報を出されています。
個人的には、特に以下の3つの記事がお勧めです。
というのも、予算50万、100万、150万でそれぞれどういったことが外構で出来るのかを写真を交えて解説されているのでイメージが湧きやすいからです。
外構のとっかかりには持ってこいの内容だと思いますよ。
上記の記事により概ねの費用感(フェンス工事、カーポート、コンクリート土間、アプローチ工事、門柱&表札)ってこれぐらいなんだ、というのが分かるだけでも、随分と外構予算を見る目が変わってくると思います。
長くなりましたが、今回は以上です。
あとがき
既に外構予算をオーバーされている方。
そんな方に向けて、庭ファンさんからお言葉を預かっております。
ズバリ、「外構は一度に終わらせる必要はない。余白でお庭を残しておく勇気も必要」とのこと。
実際にコミュニティでもそのような方がおられます。
確かに良く考えると、外構は後から足せますが、建物はそうはいきません。
建った後から「やっぱ、こうしようー」と気軽に追加や変更をすることは、出来ないのです。
そう考えると、外構を余しておくのも1つの選択肢であり、勇気ある一手だと言えます。
もちろん、外構を後から追加する場合には住宅ローンの支払いとは別に、資金を用意する必要があります。(もしくは、DIY)
その辺りのこともよく考慮し、建物のこと外構のことを今一度考えてみて下さいね。
それではそれでは。
追伸:現在、LINEのコミュニティを試験的に運用中
試験的ではあるのですが、現在LINEのオープンチャットというシステムを使って仮の形でコミュニティをオープンさせています。
なお、現在のメンバー数は400名超。
特に告知はしていなかったのですが、自動的に人が集まり今はほぼ常に満席の状態に。
気になる方は覗いてみて下さいね。
LINE版「注文住宅コミュニティ by Your Side」
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