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建築士がボッタクリで、しかも、反社とも繋がりもあったので契約を解除した話。

なかなかヘヴィーな内容であり、尚且つ、「本当に!?」と疑いたくなるような内容ではありますが、全て僕自身が体験したものになります。

世の中ではこういったマイホームトラブルが密かに起こっているので、これから家を建てる方は気をつけて下さい。

今回に限らず、落とし穴や地雷っていうのは意外と近くに転がっているものです。

どうぞご安全に!

ということで、本題にはいっていきましょう。

ズバリ、どういったトラブルだったのか?

ひとことで言うと・・・

「ボッタクリ&反社繋がりトラブル」ですね。

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マイホームの話を進めていくうちに「どうも変だなぁ」と思うところがチラホラと出てきて、尚且つ、自分達にも知識が付いていくことにより、疑いが確信に近づいていったのですよね。

反社の件もあったので、話し合いをすることもなく、一方的に契約を解除させていただきました。

(契約金の100万円は返ってきませんでしたが、自身の勉強不足も原因なので仕方ないと思っています。)

建築士との出会いは紹介

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紹介者の方にも最初は悪いなぁと思いましたが、よくよく調べてみると、「紹介サークル」みたいなものに両者とも加入しており、サークル内のメンバーに人を紹介する(つまり貢献する)ことで自分にも仕事が回ってくるという集客方法の餌(とは言いませんがそういったニュアンスのもの)にされていたことが判明。

要は“1つの業種につき1名”みたいな参加制限があり、そのサークルの中で紹介を回し合うネットワークみたいなものです。

例えば、知り合った人の中にパーソナルトレーニングを検討している人がいたらサークルの〇〇さんを紹介するってものですね。

そういった流れでもって、僕も建築家の方を紹介された訳です。

で、その建築家の方を紹介された時は僕も注文住宅に関する知識が乏しく、とにかく、有名な人の家を建てているという一点のみでもって、「良さそう」と思ってしまったんですよね。

建築士の報酬は総工費の9.87%で良心的?でもそこに仕掛けが

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建築家の取り分は設計料&監理料の合わせて9.87%。

これって業界でも割と良心的な値段設定なんですよね。

有名人の家も建てていてこの報酬設定でしたから、良い先生に巡り合えたんじゃないかと喜んでいたのですが…。

それがまさかまさかの落とし穴だったとは。

ちなみに契約してみたら実は報酬は30%だった!という類のトラブルではありません。

きちんと書面にも報酬は工事請負代金の9.87%と書いてありました。

だから誰しも先生の取り分は、工事請負代金の9.87%だと思うじゃないですか?

ところがどっこい、違うのですよー。

どういうことかというと…?

その建築士はいつも同じ工務店と組んで仕事をしていたのですが、その工務店からキックバック報酬が入るようになっていたのですね。

これ注文住宅業界の闇ですよ。

何故、このことに僕が勘付いたのか?

大きく分けると2つの出来事があったのですが、1つは「異常に高いコンクリート単価」で、もう1つが「異常に高い外断熱の費用」。

コンクリート単価 異常に高い事件

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マイホーム計画を進めていく中で、ちょいちょいジャブのように京都のコンクリート単価は異常に高いということを聞かされていたのですね。

理由としては、京都はヤ〇ザの資金源がそこにあるために他の地域(大阪だったり滋賀だったり)と比べて異常に高いというもの。

で、実際に設計が進み、いよいよ本格的な見積りに入っていこうとしていた段階で、またもやコンクリートの話になったのですが、そこでは具体的な値段についての言及があったのですね。

ズバリ、1㎥=4万円という単価。

はい。皆さんと同じように僕も「1㎥=4万円」と言われても何もピンときません。

だから具体的に詳しく聞いたのですよ。

そしたら、どうやら1F部分だけで最低6千万円はかかるとのことなんです。

ちなみに、インナーガレージを含めた延床30坪程度でこの値段です。

「え!?」ですよ。本当に。

ただそうなると、人ってやっと「本当にそれぐらいの費用がかかるのか?」と調べ始めるのですよね。

で、ネットで近所のコンクリ屋さんの単価を調べてみたのですが、どうも先生の言っている内容と話が合わないなと。

というか、どちらかというと京都より大阪の方が単価高いしね。

(京都はヤ〇ザの資金源だから大阪より高いんじゃなかったっけ?)

さらに言ってしまうと・・・京都よりも高単価だった大阪でさえ1㎥=4万円なんて暴利な値段設定をしているところは1つもなかったんですね。

「ん?」
「これってもしかして?」

ってなことですよね?

だからさらに調査を。

コンクリート屋さんに電話をかけて色々と聞くことにしたんですよね。

で、業者の方からとりあえず言われたのは、

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「兄ちゃん そんな値段設定やったら京都のコンクリ屋、全部潰れてまうでー(ワラ)」

という言葉。しかも、半笑い。

はい。

ちなみに、コンクリって強度だったり温度補正の設定などで単価が色々と変わるのですが、僕が調べた中で最も高かったのが、大臣認定クラスの最強硬度60のものでも1㎥=3.6万弱。

だから、僕自身もカマをかける形で、「友人に聞いてもそんな高い単価は聞いたことがないと言われたのですが、先生は一体どこの業者から仕入れているのですか?」と聞いてみたところ・・・

業者は分かりません。大阪の工務店経由の見積りです、とのこと。

いや先生、京都はヤ〇ザの関係で特別コンクリの値段が高いという話だったのに大阪は関係ないですやん。

いつも京都の工務店で施工しているのに、今回に限って何で大阪の工務店の見積りなんですか?と。

さらに、この話の前置きとして先生より・・・

「大阪や滋賀だと京都より少し単価が安くなるのですが、他府県からコンクリを運んだ場合には業者の掟により村八分にされる」

「つまり二度と京都で仕事が回ってこなくなる為、コンクリ業者もそういった裏ルートを使うことが出来なくなっている」

という話を聞いていたのに、僕の質問に大阪の話を持ち出すのって明らかにおかしいですよね。

最後には、「ということは大阪が高いか、その工務店が高いかのどちらかですね。値段交渉の材料に使わせていただきます。」という謎の返答が。

え・・・?

まぁとにかく上記のやり取りは別として、真実はこういうことでしょう。

こちらを素人だと思って高い値段を吹っかけて、あたかもそれが普通の値段だと信じ込ませたいのでしょう。

何故、そんなことをするのか?

ズバリ、工務店からキックバックが入るからです。

だから単純に材料費を嵩上げする訳です。

外断熱 高すぎる事件

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当時は、僕自身にも建築の知識が付いてきており、RCの構造でいくならば断熱は外断熱が最良というのを知っていたのですね。

だから外断熱で行きたいということを要請していたのですが、そしたら外断熱の費用について、かなり高額なものを伝えられたのです。

具体的には、エコサームという1㎡=9,800円のコスパの高い外断熱のパッケージ(施工も販売元が実施&外壁もパッケージに含まれている)があるのですが、それを採用したいと伝えたところ「はじめさん」の家の場合には1500万以上かかるみたいなことを言われたのですね。

だ、だ、だ、断熱だけで1500万オーバー!

いやまぁ確かに世の中って、1㎡=9,800円って書いてあっても色々あって、施工に手間がかかる部分は単価が高くなり、結果、平均的な単価は2倍前後になるってことは有り得る話じゃないですか?

だから、そういった可能性も含めて、本当のところはどうなのか?を調べることにしたのですが、結論からいうと…さすがにそれは言い過ぎ(値段高すぎ)ってことが分かったのですよ。

具体的にはエコサームの販売元の東邦レオに電話して、図面送って、本当に1500万もかかりそうか聞いたのです。

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そしたら営業の人が、「いやぁー概算なので何とも言えない部分はありますが、それを差し引いたとしても、さすがに1500万はないっすねーーー」と言われてしまったのですね。

正直、外断熱については「その断熱工法」を採用したくない(外断熱工法の経験がない、キックバックが減るので他の業者を入れたくない)という理由により、敢えて採用させないために高い値段を伝えてきた可能性も否定できないのですが、どちらにしてもこの時点でアウトだと言えます。

何故なら、ボッタクリも嘘もどっちも施主に不利益を与える行為に他ならないからです。

反社との繋がりの件について

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建築士から直接、そういった業者を入れていると聞いたのですね。

まぁいつも入れているというニュアンスではなかったのですが、それもどうかは分かりません。

具体的には京都でも祇園だったりそういった界隈の案件については、“気を使う”ところがあるとのことで、それ系のトラブルを未然に防ぐために敢えて“そっち系”の業者を入れているとのこと。

まぁ一定の事情はあるとはいえ、解決法が“それ”というのは頂けないですし、いま検討している住宅業者が祇園で何かしらの案件を受ける際にそういった解決法を選ぶかというと100%ないなと確信できるので、結局は建築士がそういった解決法を選ぶ人であるという時点でアウトだなと思いました。

だって、事情が何であっても「反社との繋がり」を持つことになるんですもんね。

その時点で一級建築士の免許も取り消しでしょうし、銀行口座も凍結、何もかもを失うリスクを考えたら、普通はその選択肢は選ばないです。

界隈との繋がりを持つことで案件が回ってくるという事情があったのかもしれませんが、それもまともとは言えないので契約を解消すべきだと判断したのですね。

いかがでしたか?

今回の経験から「僕自身が学んだこと」「これは失敗だったなぁ」と思ったことを整理してまとめておきたいと思います。

ただ、今回はかなりのボリュームになってしまったので具体的には次回に。

これからマイホーム計画を進めていくという方は、是非とも参考にして欲しい内容となっています。

追伸:現在、注文住宅の秘密のコミュニティを開発しています

チャンネルアート

注文住宅の施主側だけが参加できる注文住宅のコミュニティの開発を行っています。(無料アプリ)

開発の動機は、自身のマイホーム計画を進める中で目の当たりにした「業界の闇」「家づくり自体の難しさ」

そもそも勉強することが大量だし、知るべきことも大量。

それなのにユーザーの無知につけ込んでくる業者もいたり…。とにかくサバイバル極まりない世界。

だからこそ、注文住宅の“施主側だけ”が参加できる安心・安全な情報交換の場を作り、「家作りで失敗する人を1人でも減らそう」と思ったのですね。

こちらの正式オープンは、2022年の年末迄には、と思っているのですが、どちらにしてもオープンまで暫く時間がかかります。

ですので、試験的ではあるのですがLINEのオープンチャットというシステムを使い仮の形でコミュニティをオープンさせています。

タイトルなし

(なお、現在のメンバー数は400名ほど!)

特に告知はしていなかったのですが、自動的に人が集まりこの人数に。

もしも、参加されたい方がいましたら下記をチェックしてください。

LINE版「注文住宅コミュニティ by Your Side

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