自己肯定感の育て方③女友だちに「母性」を見出す


「母性」を感じるために私がしたこと


かおりちゃんはホントにスゴイ。
もっと自信を持って。

これは親しい女友だちや、産婦人科医の吉野一枝先生らが言ってくれた言葉。
ニュアンスこそ違えど、親しい方々にこうほめてもらうことで
私の自己肯定感はすくすくと育っていったように思う。

一人暮らしによって経済的、かつ生活面での自立をしたことで
マイナスだった自己肯定感はゼロまで上がり、
遠慮しながら心の中に住む小さな自分をほめてやることができた。

しかし問題の真意はそこではない。
真意は「母にほめて欲しい」という切なる思いを満たすこと。
だが肝心の母は私をほめることは絶対にしない。

欲しかった「母性」を満たすためにはどうしたらいいのだろう?
私が救いを求めたのは、女友だちや親しい仕事仲間の「母性」だった。

彼女たちは小さなことでも無条件でほめてくれる。
大したことない容姿でも、仕事のことでも。
お世辞ではなく、心からほめてくれるのが伝わった。
(私のような*注:アダルト・チルドレンはものすごく敏感なのでお世辞はすぐわかる。私は4,6,9,10,11の傾向が今でも強い)

アダルト・チルドレンの特徴

●ACOAの特徴(ジャネット・ウオイテッツ)
1 自分の考えや行動が「これでいい」との確信が持てない
2 物事を最初から最後までやり遂げることが困難
3 本当のことをいったほうが楽なときでも嘘をつく
4 自分に情け容赦なく批判を下す
5 楽しむことがなかなかできない
6 まじめすぎる
7 親密な関係を持つことが大変難しい
8 自分には、コントロールできないと思われる変化に過剰反応する
9 常に、他人からの肯定や受け入れを求めている
10 自分は、人とは違うといつも感じている
11 常に責任をとりすぎるか、責任をとらなさすぎるかである
12 過剰に忠実である
13 衝動的である。他の行動が可能であると考えずに1つのことに自らを閉じ込める
  学陽書房1996「アダルト・チルドレンと家族」著/斉藤学より

女友だちに「母性」を見出した

私はあろうことか、自分と年がそう変わらない彼女らの中にある
「母性」を見出し、その言葉を素直に受容することで
自己肯定感を高めていった。

ごく普通の家庭に育った人から見れば
「おかしい」と思われるかもしれない。
だが条件付きの愛しかもらえず、否定されて育った人間は
オトナになっても母性を求め続ける。
承認欲求を満たそうとするためにあがく。
唯一、身内で私をほめてくれた父が亡くなった後、
私がすがるのはそこしかなかった。

実に歪んだ母性の求め方だったかもしれない。
だが結果として、自己肯定感はグッと上がった。
感覚で言えば、100%のうち60%は満たされたように思う。

どんなカタチでも良かった。
「自分」という存在を否定せず、生きていくことができるなら。
「母性」を感じることができるのなら。

女友だちはじめ、自分を肯定してくれた人に出会えたこと。
今の自分があるのは、彼女たちの存在なくして語ることができない。

改めて心から言う。

「ありがとう」と。

自己肯定感の高め方①はコチラから。②はコチラから。

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