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わたくしといふ現象(宮沢賢治)・・スピリットの詩を書いてみました。

わたくしといふ現象は
仮定された有機交流電燈の
ひとつの青い照明です
(あらゆる透明な幽霊の複合体)
風景やみんなといっしょに
せはしくせはしく明滅しながら
いかにもたしかにともりつづける
因果交流電燈の
ひとつの青い照明です
(ひかりはたもち その電燈はうしなはれ)


(『
春と修羅』「序」より)

私はこの詩を初めて読んだ時、
これはスピリットの光のことだと思いました。

以下は私の詩のような思い巡らしです。

青い照明は私の存在のスピリットです。
青い光は
あらゆる風景と
人々の意識と、あらゆる場所の間を
せわしく点いたり消えたり
交流しながら、体験しながら
決して終わるのとのない存在と知りながら
私はどこかに向かい泳ぐのです。

途切れることのない思考の川と
感情の波のエネルギーが生み出す
プラスとマイナスは
強力な電磁場を生み出して・・

私はその両極に引っ張られながらも
なんとか泳ぎながら
どこかの岸辺にたどり着く・・
そこは喜びや悲しみの涙で満たされた海。

岸辺に横たわり
目を閉じると
ザワザワと波の音が
どこか遠くへ行こうと誘う。
私の体は潮風に洗われながら
心地よい眠りに落ちる。
夢の中
静かな極性のない光の領域から声がした。
「お帰りなさい」

ほおを涙がひとすじ流れ落ち
私の胸には
青い光が生き物のように
点いては消えています。

その光が
愛おしくて
仕方ないのです。
「ありがとう」
そう呟くと
波が言葉をさらっていきました。

         ー キョウコ


以下はもう一つの思い巡らし、ひとり言です。

自分を否定する声・・
過去の罪悪感からの声が
自分は弱かった、失敗した、傲慢だったと
耳の奥でザワザワと
ざわついて苛立つのです。
それは悩ましい事実です。

強いスピリットを持つ人は
そこから立ち上がり宣言します。
全てを認める。
私はそうだった。
その通りの存在だった。
そう言うと
さっぱりとしたのです。

すると
川の水は透明になり
灰色の雲が去り
優しい風が体を包み
深い場所から癒しが始まります。
スピリットの光が
やっと届くようになったのです。
光は
その存在を愛し癒し始めます。
ずっと愛していたあなたの光です。

それは
ひとが起こす目覚めです。
人はそれを覚醒とも言います。

その存在の
スピリットの光は
遮られることなく
人々に・・
生き物に・・
自然に・・
愛する人に・・
届けることができる
自由な存在の始まりにいます。
未知を既知にする
偉大さの誕生です。


















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