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静謐な物語

2008年3月29日に投稿したブログより。

静か、そしてたんたんと綴られる架空の土地での物語。

それぞれの住民が生きていく姿を老成された筆致で描いています。

大きな事件は起きず、かといって問題はないかというと、それぞれの悩みはあり、それでもただひたすら生きている。そんな実際の生活の一部を見事に切り取っています。

すべての登場人物に「さん」付けをしているのも不思議な感じがしますが、特に盛り上がる要素もないのに、何故か読むのを止められない、そこがホントに不思議なところです。

当時40代半ばの作者のはずなのですが、こんなに枯れていていいのだろうか。

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