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【ターゲティング(追跡型)広告】、圧倒的予算減だってよ。

【ターゲティング(追跡型)広告】の見直しが始まった。サッポロビールやアスクルは予算を大きく減らし、個人データを使わない広告の採用企業も増えてきている。

個人的にはとても嬉しい。

#日経COMEMO #NIKKEI

見直しが始まった理由は2つ。

ひとつめは各国・地域で個人情報を慎重に扱うよう企業に求める姿勢が強まってきたから。特に影響が大きいのは、個人データを集めてきた米IT大手などの姿勢の変化。

GoogleはWebブラウザ「Chrome」での「サードパーティークッキー」共有を23年に制限する。米アップルは21年4月から、ユーザーの事前同意がないかぎりアプリ提供事業者らがスマホ利用者の情報を収集できないよう設定を変えた。

ふたつめは【ターゲティング(追跡型)広告】には非効率な面もあり、「健全性と快適性に課題がある」から。

結果、パナソニックは【ターゲティング(追跡型)広告】に代わり、人工知能(AI)を用いた「コンテキスト広告*」の試用を進め、通販大手のディノスコーポレーションは会員が紙のカタログをどう閲覧しているかを分析し「お薦め」する仕組みを始めている。

*Webページのキーワード、文意、画像などをAI(人工知能)が自動で解析し、文脈に合った広告を配信する手法。

#デジタルマーケティングラボ

しかし、だからといって【ターゲティング(追跡型)広告】がなくなるというわけではない。そこはケースバイケースだ。実際、【ターゲティング(追跡型)広告】が図らずもこちらの期待通りに作用したことは少なからずあったのだから。一定の需要はあるだろう。

とはいえ、【ターゲティング(追跡型)広告】が「不気味な広告」であることに違いないので、存続するなら必要最低限の規模であって欲しいのが正直なところである。

「知識欲と好奇心の尖兵」の職務を全うするため、いただいたサポートは色んな意味で色んな方面に投資させていただきます。ときどき紅茶と簿記・会計。そこそこ愉快な生態もたまにレベルUP