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読書記録

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2023年〜の読書記録です。
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#読書記録

読書記録#6

読書記録#6

ようやく秋を感じられる気温になってきた。日中はまだ30度近くになるというのに、暑さに慣れた体はおかしくなっていて、そんなうちに急に冬が来る。日本は夏と冬だけになると思う。読書は捗っている。

『屍人荘の殺人』今村昌弘

長い間積んであったミステリ小説。これまでミステリには挑戦したことがなかった。SFやサスペンスともかなり近いジャンルではあるものの、なんとなく避けていた。理由は「殺人事件を、無関係な

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読書記録#5

読書記録#5

あつい。
最近メルカリを始めて、いらない本や漫画を選別していたのだが、ほとんど減らなかった。手元にある本は、少なからず何か記憶と紐付いているものがほとんどで、やっぱり僕は紙の本が好きなんだと思う。
本棚を振り返ってみると読書記録を付けていない本がいくつかあったので、この機会に残そうと思う。

『虐殺器官』伊藤計劃

タイトルと真っ黒な装丁からハードな内容を想像させられるが、案外そこまで残虐な内容に

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読書記録#4

読書記録#4

2024年4月、5月

「これはペンです」円城塔
図書館で借りた本。久しぶりに好きな作家さんを見つけた。意味は破綻していないし普通に読めるけれど、よく分からない文章の癖になる感じ。文字というものは人を表すに足るものなのか、一度書いた文章の再現についてなど、節々に考えながら読むのが楽しかった。「これはペンです」「良い夜を持っている」の二部構成で、どちらもある人物を親族(?)が記述するという形をとって

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読書記録#3

読書記録#3

2023_12〜2024_3

「三体」
「三体Ⅱ 黒暗森林」劉慈欣

「地球外生命とのファーストコンタクトは、たった一人の女性の破滅願望によってなされた」

かなり前から面白いと評判でずっと読みたかった本。その時はまだ文庫化しておらず、ハードカバーのみでなかなか手が出せなかったのだが、誕生日に母が贈ってくれた。いきなり文化大革命のハードな話から始まったのには驚いたが、読み進めるにつれどんどん面白

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読書記録#2

読書記録#2

こんにちは、桁です。
10月、11月の読書記録をつけようと思います。先月今月はおすすめされた本をたくさん読んだ気がします。つまり読んだことのないジャンルでも感想をちゃんと伝えなければならない本が何冊かあるということで......はりきる!

『音楽は自由にする』坂本龍一
坂本龍一の自伝。
この本を読むまでの僕の坂本龍一像は、「もの静かでおしゃれなピアノの曲を作る人」だったが、それはほんの一側面でし

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読書記録#1

読書記録#1

今年の夏休み、お盆に祖母の家に帰ったときに、部屋に積んであった本を3冊ほど持っていった。
時間ばかりあって、どうせすることがないから
という理由で持っていった3冊だけど、その3冊が意外に面白く、読書ってそういえばめちゃくちゃ面白かったなと思い出した。
その後も読書の習慣は続き、8月、9月と、何もない日はとにかく家で本を読む生活が続いた。
10月に入り、読み終わった本もだいぶ増えてきたので、ここらで

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