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6月3日 ゴツプロ!『無頼の女房』 劇場仕込みを終えて

いざ、本多劇場へ!

どうも。前田です。本日は劇場仕込み。
どうにか、この昂揚を伝えたくてnoteを書く。
興奮ゆえの少々の乱文のご容赦を願いますが、、

さて。私は舞台仕込みが好きだ。
まず『仕込み日の朝は早い』のが良い。
『職人の朝は早い』と脳内でナレーションをかけて出かける。朝の澄んだ空気を吸い込み、気分がよい。素敵な日になる予感のまま電車に乗るのだ。

しかし、満員電車である。
しかも、人身事故で遅延である。

サラリーマンや学生さん、遅延も相まってぎゅうぎゅうの車内!すごいぜ日本の鉄道はよぉ!
みなさんは余裕を持って劇場へお越しくださいませ。働く人に最大限の敬意を払っていざ下北沢へ。

この街はいい。月曜日の朝なのに、酔っぱらいがたくさん倒れてる。劇場へ急ごう!

9時 搬入開始

劇場には大きなトラックが2台停まっていた。
美術、音響、照明、制作の荷物が積んでいる。
それらをバケツリレーで劇場へ運ぶ。部署の垣根を越えてみんなで荷物を運ぶのは、何だか楽しい。
※まだ搬入の段階で下記画像の喜びである。

楽しそうなマエダの図

10時〜設営

舞台を仕込み始める。照明を吊ったり、美術を建て込んだり。何もない空っぽの舞台が彩られていく。
昨日の、稽古場バラシで少し寂しい気分になったが、また命が吹き込まれる!喜び!

劇団員、泉さんナメの舞台

ーー余談ーー
劇場入りしたとき。まず最初に劇団員の渡邊聡さんが神棚にご挨拶をしていた。ゴツプロ!のみなさんも手を合わせていた。神様を大切に扱う姿がとっても素敵に思う。私も後に続いた。
二礼二拍手一礼。
舞台の神様はいると私も思う。
今回の有り難いご縁にお礼を。
ーーーーー

余談終了

舞台設営の手伝いをして、改めて思う。
本当にたくさんの人が舞台を支えてる。
ゴツプロ!メンバー。舞台スタッフのみなさんや劇場職員の方々。美味しい炊き出しを作ってくれる人。過去に劇団に関わった人たちもお手伝いに来ている。

たくさん人がひとつの舞台をつくる。当たり前じゃないことに、気がつける。その実感を貰えるから、私は舞台仕込みが好きなんだ。あはは。

16時〜舞台美術が完成!

プロの仕事は早いの。凄いのよ。お昼から4時間くらいで一軒の家が建ったのだ。しかも庭付き!!

なんということでしょう。
あの空っぽの舞台が、ビフォー・アフター。
ため息がでる。写真をUPできないのが残念だ。

客席の最後列から、引きで美術を観た。
そこに光が差し込んだときに泣きそうになった。

嘘。ちょっぴり泣いた。

私は舞台美術が好きだ。客席で開演を待つ幕あい。素敵な美術を前に、どんな物語が始まるのか想像する時間が好きだ。今回は、そのワクワクを届ける側なんだと思うと一段と嬉しい。『あの奥のパネルは私が建てたんだ!(支えたんだ!!)』という思い!!
これはエゴかもね、

仕込みを終えて

・以前のnoteにも描いたが、『面白い作品の一端を担う』が今回のテーマである。(よければこちらの記事もどうぞ)

『一端を担う』それは、役者だけに限らないのだ。
舞台仕込みを手伝うことも、私なりの答えのひとつである。たくさんの大人たちが、それぞれの部署で舞台を支えてる。たまらないですね。

ここまで読んでくれてありがとう。
劇場へきての興奮と昂揚が伝わったら幸いだ。
そして、本多劇場へぜひお越しくださいませ。

この劇場にいるみんなで、
あなた様をお待ちしております。

どうごご贔屓に。

前田隆成

一番ワクワクする階段


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