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6月1日 ゴツプロ!『無頼の女房』の最終稽古に向けて

本日は最後のOFFの日でした。
先週に続き、図書館へ出かけ本を返却。
小説の文章がまったく頭に入ってこない。
参考本も何も文字が頭に入ってこない。
ああ、私も疲れているのだと実感した。
家に帰ってゆっくり休もうと横になる。
横になっても眠れない。気持ちだけが昂る。
前向きな波と、頭の中がうるさくなるのが交互にやってきて、原因は何かしらとノートに書き出す。

原因

1ケ月間の稽古を重ね。
自分の役について考えて立ち回り。
されど前に進めてるのかはわからない。
面白い作品だと思うので、多くの人に観て欲しい。
案内を送れど返ってこないことだってあるが、それは関係を築けなかったり相手のご都合もある。

さて。よく聞かれることで
『君はどのくらい出るの?』

痛い所である。
そうか、ここが引っかってたのだ。
喉に小骨が刺さって、チクチクしてた。
米でも食べて骨を飲み流そう。


さて。それはそれは、観に来られる人が気にするのは当然だ。
『役的においしいの?』
『見せ場はある?』
『友人を連れて行っていい?』

などなど。骨が太くなってないか?
小魚じゃねーぞこれ。


ふむ。問われてもわからない。
舞台で僕がひとりおいしいなんてことははないのである。
たとえ一人芝居であっても、スタッフさんに支えてもらっているので、舞台上には一人に見えてもでも決して一人ではないのだ。と、何度も一人芝居するときに強く思ったことである。


今回、確かに私は台詞が少なかったりするかも知れないが、舞台には確かに存在してるのだ。
ただ、うまく伝えるのは難しい。

言えるのは『無頼の女房』という面白い作品の一端を担っている。それしか言えない。

役の旨味なんてものは、自分で生み出すほかないのだ。台詞量や出番が多ければ良いのかも知らない。

今、与えられた役に向き合うだけなんだ。
オーディションから参加して、ひと月毎日のように稽古を重ね、座組のみなさんをずっと観ていて。とっても愛着のある作品なんだ。

ゴツプロ!プロデューサーである塚原大助が演じる塚口圭吾を観に来て欲しい。
舞台を作る覚悟を全部背負って立つ。
書き続けることでしか生きる実感がない作家。
やり続けることでしか生きれない。そこに強い共感を持っている。
何か表現をする人に強く刺さると信じてる。

私は、そんな塚口圭吾から何か盗みたいとペンとノートを握る、石原青年の役だ。(訳あって吉田青年→石原青年に変わった)
演出の青山さんは、この役がきっと何か偉大な作家になるのでは?と命を吹き込んでくれた。

ぴったりだ。
私は私の役にドラマを感じている。
作品の一端を担っている。

例え喋らなくとも。
ただそこに生きることの難しさと向き合った稽古期間であった。明日は最終稽古であるが、まだまだ試してみようと思う。

素敵な俳優、諦めない俳優たちがたくさんいる。
自分より20年以上も先輩ばかり。
演劇は何歳でも人を熱くさせる。
かっこいいじゃないか。

舞台『無頼の女房』
6月6日から下北沢の本多劇場で始まる。
どうぞご贔屓に

前田隆成



ゴツプロ!第九回公演『無頼の女房』
【劇場】本多劇場(東京都世田谷区北沢2-10-15)
【日程】2024年6月6日(水)〜6月16日(日)
【脚本】中島淳彦 
【演出】青山勝(劇団道学先生)
【出演】塚原大助 浜谷康幸 佐藤正和 泉知束 渡邊聡 44北川/かんのひとみ(劇団道学先生) 浅野令子 土屋佑壱 鹿野真央(文学座) 前田隆成/剣持直明(劇団だるま座) 久保酎吉

6月
6日(木)19:00♡
7日(金)19:00♡
8日(土)14:00★
9日(日)14:00
10日(月)19:00
11日(火)14:00/19:00
12日(水)14:00★
13日(木)19:00
14日(金)14:00
15日(土)14:00
16日(日)14:00
♡早期割引
★アフタートークショー

【チケット料金】消費税込・全席指定
一般/7,000円(前売・当日共に)
♡早期割引/6,500円
U-25・養成所割引/4,000円※要証明書提示※

【詳細はゴツプロ!公式サイト】
https://52pro.info/

※ご予約はDMください。


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