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著しい若手成長要因は「論理的な考えに基づく失敗は次のトライで修復すれば良し」とする環境にあり!

「自分がつくったものがそのままお客様に届く実感が喜び」だと語るエンジニアの坂東は、入社3年目でリーダー的な役割を持って開発を進めています。自分が主体的にやりたいことに挑戦できるのは、オーナーシップを重んじる会社との信頼があるからと言います。働きやすさの背景について聞きました。


システム開発部  一般貨物運送手配システムグループ
坂東 力   Riki Bando
大学院在学中にハコベルでインターンシップ体験をしたことを契機に、2022年4月新卒でラクスル株式会社へ入社する。ハコベル事業部に配属となり、「ハコベル配車計画」の立ち上げから参画を経て、現職。

就活で重視した「社会課題の解決」と「手触り感」ある仕事。インターンシップで醸成した働くイメージが決め手

—— 22年新卒入社でいらっしゃいますね。坂東さんは現在、どういったお仕事をなさっていますか。

 現在は一般貨物スクラムというところでバックエンドの開発をしています。進行形で従事している詳細な業務内容はいったん企業秘密とさせていただき、ひと言で言いますと「システム間連携をしてユーザビリティを向上する」業務です。目的としては、物流マッチングの発注量を拡大するための基盤づくりに向けた最初の一歩といったものです。

 一般貨物スクラムは主に「ハコベルコネクト」の開発をするチームなのですが、人数が増えてきた結果いくつかのサブチームに分かれていて、私はそのサブチームのひとつでチームリーダー的な役割を担っています。22卒の新卒入社なので、仕事や責任を任せていただく機会としては大手企業に比べるととても早いかと思いますね。

—— そのように早いタイミングでステップアップの機会が開かれた環境ですが、就職活動で重視していたことはどんなことでしたか。

 大きく分けて2つ、ひとつには社会課題の解決に携わりたいという思いがありました。また、事業の手触り感というか「自分がつくったものがユーザーに届く」距離の近さを重視したことが、もうひとつのこだわったことでした。
 
 「社会課題解決」と言っても、就活時はあまり具体的なイメージはなく、それこそ全部面白そうに見えるもの。物流をはじめ、労働力問題や少子高齢化など、日本社会には解決を待たれるさまざまな課題がありますよね。ですが、「エンジニアとして携われる」となるとけっこう限られてくるんです。法制度ありきで国が関わる領域は問題が大きすぎてアプローチが難しいですし、反対に問題が小さすぎるとすぐに解決できてしまうなど、関わるレイヤーの問題も出てきます。

 そんななか、物流は自分のなかでイメージが湧きやすかったうえ、2024年問題などの逼迫した課題がありました。なかでも、直感的にハコベルのプロダクトが解決への打ち手になり得ると感じたのです。これまでの諸先輩がたの力が蓄積されてきたプロダクトは、いま現在だけでなく「この先の課題にも応えていけるものだ」という認識をすごく持ちました。このことはハコベルを選んだ決め手となっています。

—— 坂東さんはインターンでもハコベル業務に参加していらしたのですよね。

 修論が忙しくなる直前くらいまでインターン勤務していました。そのときの雰囲気が良かったので働くイメージができました。当時は「ハコベル配車計画」のチームに入れていただいていて、それはその後、日本ロジテム様に先行してご提供したプロダクトとなりました。学生インターンのときに構想やアイデアベースで生まれたものが、やがてプロダクトとして立ち上がっていくという、まだ形になっていない段階からリリースまで見届けることができました。ゼロからプロダクトをつくっていく過程で、お客様とじっくり密にコミュニケーションを図りながらご一緒にプロダクトを磨き上げていく一連の体験をできたことは、非常に得難く大きな経験となっています。

 私が就活で大切にしていた軸のひとつが「事業の手触り感」でしたが、入社以来2年の経過では、存分にベンチャーならではのスピード感で体感できていますね。つくったものをお客様に届けるサイクルを高速で回す、というところなどはまさにだいご味と言えます。一般貨物スクラムに異動しても同様に、いろいろな機能の開発や改修に携わることができています。それをリリースし、お客様がご利用くださっている一連の体験ができており、スピード感含めてそれはすごく楽しいことです。

 もともと重視していた社会課題解決に携わりたい、という点においても2024年を迎え、物流業界全体で気運が高まっている実感があります。そうしたなかでプロダクトもしっかり対応する責任がありますし、プロダクト側から解決すべきことを手掛けている感触も味わっています。


「論理的に正しければ失敗しても問題ない」と見守ってくれる社風を追い風に、たとえ失敗してもふり返って糧とできる

—— 信頼にしっかり応えていく、信頼に耐えうるプロダクトを提供していくというまさに手触り感があるのですね。ハコベルのものづくりに携わる職に就いて、どのような感想がありますか。

 プロダクトをご利用になるお客様との距離の近さもありますが、社内のCSや営業担当の皆さんと常にコミュニケーションをとれていることも良いなと感じるところ。前線からお客様のお声を届けてくれるので、私たちもやり甲斐を感じてつくることができています。

 当たり前ですが、ハコベルのプロダクトは我々の自己満足のようなものはつくっていませんし、逆にお客様から要望があったものを鵜呑みにつくっているものでもありません。しっかりとお客様と対話を重ね、共創関係で良いものを作っていくということがきちんとできていて、これは本当に素晴らしいことだと思っています。「ハコベル配車計画」を作っているときも、週1ベースでお客様と打ち合わせを重ねていました。いまも同じご担当者様にご意見をうかがいながら、プロダクトのあり方をきっちり定めつつ機能開発をしています。
 そういうところは非常に理想的であると思いますし、プロダクトのあるべき姿と言えるのではないでしょうか。

—— 年次と共に手掛ける範囲も領域も広がって、充実しているのが伝わってきます。主体的にトライしてみたいことなども実践できるのでしょうか。

 はい。オーナーシップを持って開発できること、そして積極的にやりたいことを上長も応援してくれる環境であること。これが要因として大きく、持たせていただく課題も最初は小さなバグ修正だったものが、機能開発であるとか、「こうしたプロジェクトを立ち上げるから必要なことをやってほしい」といったように、年々任せてもらえることの領域が広がってきています。そうすると私自身も応えていかなくては、と感じて良い循環になっているのだと思います。

 私の感想ですが、ハコベルは「論理的に正しければ失敗してもそれを糧にどうふり返るか」といった、ポジティブにフィードバックをして次回につなげるということが習慣になっている会社です。それなので、「失敗したらどうしよう…」といったことに頭を占められることはなく、仮に失敗したとしても「じゃあ失敗した結果をふり返り、これを直せば次いけるよね」といったループを回すことができるんです。

 この信頼があるからこそ私もチャレンジができます。それでうまくいったらそれでいいですし、失敗してもポジティブに次への対策を考えられる。これが仕事がしやすいと思う理由につながっていますね。

会社の意思決定の背景をロジカルに説明してくれること。納得して仕事に集中できる環境の理由に

—— しっかりそうした循環が根づいているのですね。特に印象に残っているお仕事についてお聞かせください。

 自分がメインでつくった機能開発がありまして、すごく小さい機能ではあるのですが、これまで無かった基本的な機能です。つくり手側の視点だけですと気づきにくいことだったのですが、ふだんからご利用になるお客様にとっては「あったらとても便利」というものでした。たまたまチームの状況的に自分ひとりでほとんどつくったのですが、この機能をリリースした瞬間、どんどんデータベースにデータが入ってきて「そうか、皆さんが望んでいた機能なんだ」と心から実感しました。お客様が欲しいと思った機能を自分がつくれたのだ、ということがすごくうれしかったんです。

 仕事を進めるうえで私が一番大事にしていることが、背景情報の把握や「なぜやるのか」、それをやると「なにがうれしいのか」といったことを理解して進めること。当たり前ですが自分が納得できないことはあまりやりたくないんですよね(笑)。自分が完全に理解していたら、人にも納得してもらいやすい説明ができますよね。「以前、こういう開発があって、それにはこういう背景がある」と全部チームメンバーに説明ができるように、そのあたりの文脈、背景とか、課題感を把握できるように努めています。

 「これをつくった結果、品質にどう影響があるのか」の説明ができないと、なにが起こるのか予測ができません。システムの品質を担保する、つくりたい機能を満たす、といった意味で言語化できることは重要だと考えているからです。

 ハコベルではチームでものづくりをしますが、ありがちな表現かもしれませんがこれって本当にやりきることは実は難しいことなんです。チーム全員でディスカッションしながら要件を詰めていき、お客様にとって役立つ機能や課題を解決する機能などの開発を進められている状況は、満足感が全然ちがうものなんですよ。

—— 坂東さんのように、若くても責任ある業務に携われる理由や背景がよくわかりました。会社の風土を活かして活躍できるかたはどんな人でしょうか。

 エンジニアとしてプロダクトを作っていくなかで、いろんな課題を解消している、解決できている実感を得られる環境なので、そういうことを求めている人にとってはすごく合うと思います。まだまだいろんな課題が社内には転がっていますので、それを楽しめるかたが良いでしょうね。

 現在、プロダクトのシステム間連携を担当していますが、とにかく最近は実装の複雑さが高まっていて。そういった複雑さが上がるということは、時間がかかったり品質が落ちるなどの懸念も高まってしまうものです。そこで、「複雑なものを早くデリバリーする。そのうえで品質も保つ」ということを実現したい。難易度はもちろん高いですが、そこに私はコミットしたいですし、まっとうしていきたいと考えています。

 ハコベルの働きやすい環境が、エンジニアの仕事に集中できる理由のひとつと思っていまして、たとえば全社的な体制変更のような大きなケースだけでなく、人事異動などもきちんと理由を説明してくれるんです。私はなにしろロジカルなこと、筋が通っていることを大事にしますので、それによって納得することができます。すべての会社の意思決定をきちんと理由や背景を説明してくれるということは、自分にとっての働きやすさにつながっていると感じています。






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