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夏休み最終日ー野原に咲く『センニンソウ』を活けました

こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。
まだ体感的には涼しいとは言い難くても、野の花たちはしっかりとその季節の変化を感じているようで、今、野山では「センニンソウ」が花盛り。

めちゃくちゃ綺麗な花でしょう。

今日は夏休み最終日と「センニンソウ」のお話です。

センニンソウとは

センニンソウ キンポウゲ科 センニンソウ属
多年草(蔓性)
分布.中国中部、台湾、朝鮮半島、日本の温帯地域

花の咲き方をみていると、クレマチスに似ているなあ。と思ってみていたのですが、それもそのはず。センニンソウとクレマチスは同じ分類でした。
野生のクレマチス。といっても過言ではなさそうです。

実際に、センニンソウはクレマチスの台木に今でも使われたりするようです。
そして、日本産のクレマチスと紹介される場合もあるみたいですね。

というわけで、私はこの花をカットして水揚げして切花として使えるかどうかの実験をしようと思っていたら、お花屋さんに教えていただきました。
センニンソウ、市場に出荷されているようです!

別名ウマクワズ(馬食わず)

センニンソウの別名はウマクワズ(馬食わず)という別名があり、有毒植物で野に生えていても馬も牛も食べないそう。
その他にも、「ウシクワズ(牛食わず)」「ウマノハコボレ(馬の歯こぼれ)」「ウマノハオトシ(馬の歯落とし)」などの名でも呼ばれるようです。
人によっては葉や茎を摘んだ際に出てくる汁で、被れる人もいるそうです。
しかし、この記事を書く前に、私、素手で採りに行きましたよ(笑)
次回から注意ですね。

ほら、素手でとってしまいました(笑)

センニンソウを調べていくと、案外たくさんの「生薬」や「民間療法」の記述が出てきます。毒性のある植物を使用するのは怖いなあ。と思い様々調べ進めていきましたが、以下のように書かれているのでお気をつけて。

10月頃に根及び根茎を掘り出し、水洗いした後、乾燥したものが生薬 「ワイレイセン(和威霊仙)」です。しかしその利用例はわかっていません。民間では、夏から秋にかけて採取したセンニンソウの生の葉を扁桃炎(へんとうえん)、神経痛、リウマチの痛みの患部に数分貼り付けるなど、少し手荒い療法があったようです。

公益社団法人 日本薬学会 センニンソウ

因みに「クレマチス」とは

クレマチス キンポウゲ科 センニンソウ属
多年草(蔓性)分布.北半球

クレマチスは薔薇の綺麗な時期にほぼ同じ時期に咲きます。「薔薇の恋人」とも呼ばれるほど、5月のガーデンでは人気の植物です。品種数も色や花の形も様々で、クレマチスについては、いつかまたじっくり書きたい植物の一つです。

↓クレマチスの八重咲きとても綺麗でしょ。

キイセンニンソウ

センニンソウの中でもいくつかの品種が日本国内で自生しているようで、キイセンニンソウは本州の紀伊半島南部、九州では熊本県に生息するようです。
もしかして私が見つけたものは、キイセンニンソウでは!?と思い調べてみたところ葉の雰囲気が違うようでした。

ムニンセンニンソウ

ムニンセンニンソウは、小笠原諸島の父島・母島にのみ生育する固有種で、センニンソウに比べると花弁が細いのが特徴です。
絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。

「センニンソウ」活けてみた!

センニンソウがとても綺麗だったので、庭の植物と共に摘んできて活けてみました。そうそう、これからやってくる台風に備えて、綺麗に咲いている植物をカットして室内で活けて楽しむのも手ですよね。

今回は、野山から「センニンソウ」と「グミ」。
お庭から「ジニア」と「トレニア」と「ミズヒキソウ」でピンクから紫色系の可愛らしく活けられたでしょ。

まとめー夏休み最終日はカボチャケーキ

月末でバタバタしている私を尻目に、息子は宿題が終わってなんだかダラダラ過ごしている夏休み最終日。
これじゃいかん!と思いまして、息子を誘ってカボチャと絹ごし豆腐を使った「カボチャパウンドケーキ」を焼きました。
3時のおやつを食べたら、明日からの学校の準備をして2学期を気持ちよく迎えたいと思います。

しかし、台風の進路がどうもよくわかりませんね。
そして、その台風の影響でしょうか、日中は湿度も気温も高く残暑厳しいなあ。と思う1日でした。明日からの天気予報はいよいよ台風接近のためかやや雨。の予報でした。
皆様、どうぞ、しっかりと備えてくださいね。


では、今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
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