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春の庭への憧れーパンジービオラを100倍楽しむ

こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。今日は我が家でも元気モリモリに育っているパンジービオラの管理のコツを少し書いてみようと思います。

パンジー・ビオラとは

パンジー/ビオラ スミレ科 スミレ属
日本では1年草扱い

パンジーやビオラもスミレを原種として、園芸品種に改良されたものです。
日本の一つの種苗会社からだけでも、20種類以上の品種を出されていたりしますよ。

一般的にパンジーというと大輪、ビオラが比較的小輪というイメージだと思いますが、私が近年『パンジービオラ』と合わせて呼ぶ理由は、品種改良がどんどん進んで、パンジーと呼ぶべきかビオラと呼ぶべきか判断がつかない花の大きさのものも出てきているのです。

種から育てることも可能です

苗で購入される方もいらっしゃいますが、種から育てることも可能です。私は8年ほど前に関わったプロジェクトでデザインした庭の花の育苗から植付まで監理を担当したことがあります。

その際には、多分5万粒はパンジービオラだけで種を撒きました。

お盆を過ぎたら播種可能です。
発芽管理もさほど難しくないので、お盆過ぎから種を撒く場合には高温になりすぎないよう。涼しい場所で管理することをお忘れなく。 

当時の画像が残っていました!
この広さの畑が3面、、

大きく育てるポイント

難しい植物ではないので、きれいな土に植える、お水をきちんと基本通りにあげる。など、普通の植物と同じように育てることで簡単に楽しむことができます。

パンジービオラの出回り時期は、鹿児島の場合10月末から徐々に種類が増え始め年末頃には面白い、珍しい品種も手にすることが可能ですよね。
そして最長で5月のゴールデンウイークの頃まで花を楽しむことができます。

その場合、何より大切なのが『花がら摘み』です。

パンジービオラの花がら摘み

花がらを摘む場合にはかならず「株本から花だけでなく茎から摘む」ようにしましょう。花だけをとってしまうと、茎だけがぴょんと出ていてちょっとみっともないです。

【花がら摘みをする理由】
植物の本来の目的は、花を美しく咲かせることではなく、子孫を遺すことです。その為、種を作るとその種に一生懸命栄養をやろうとします。
その為、株を大きくすることへのエネルギーを必要以上に使わなくなってしまい、場合によっては枯れてしまいます。
こんな感じで茎から摘みましょう



花いっぱい作戦

関わったお仕事の中で、たまに『この日に花いっぱいな状態にして欲しい!』例えば、その日にお客様が来られる、パーティーがある。等。のオーダーがあります。

その日に合わせて、どれだけ花を植えたとしても、花が咲き揃っていなくては花いっぱいに見えないのです。それでは意味がないでしょう。
ですから私は、その日の10日前に、全ての花がらというか、咲いている花を摘みます。蕾は残しておきます。

一旦は花が無くなって、寂しい感じになりますが、10日後にはしっかりと咲き揃った状態になりますよ。

健康な株に育つように
植え付けてすぐ全部摘むこともあります。

パンジー・ビオラお勧め品種

おススメの品種をご紹介します。
パンジーやビオラは、花色の多さが一つの楽しめるポイントですよね。

定番サカタの種 よく咲くスミレ

中輪系のパンジーですが、本当に名の通り繰り返し繰り返しよく咲いてくれます。
株も比較的暑さに強く、春に気温がグッと上がる鹿児島でも長い期間楽しめます。
コスパの良い品種です。

可愛いうさぎ型ビオラ

ビオラの可愛らしさが、より一層引き立てられたうさぎ型のビオラ。
さまざまな育種家さんから出ています。少しコストが上がりますが、寄せ植えなどで見せたい時にはオススメです。

豪華なパンジー フリル咲き

フリル咲きのパンジーは、近年ホントに大人気。
色もさまざまあって、選ぶのが楽しくなってしまいます。
たくさん植えられなくても、これなら一株でとってもゴージャスですね。

まとめ

パンジービオラの楽しみは、色、姿が豊富なのでシーンに合わせて選べることですね。
ぜひぜひ皆さんも春のお庭は、お気に入りのパンジービオラで彩ってみてください。

いつぞやの冬の我が家

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。

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