あなたへ。はな向けの言葉「桜梅桃李・紅蘭紫菊」
こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。卒業・卒園シーズンでお友達のお子さんが、中学を卒業した。とか、幼稚園を卒業した。とかいよいよ春から社会人といったお話を聞きます。
3月は別れの月とよく言いますが、それと同時にお花屋さんも忙しく動かれています。生産者さんが心を込めて作ったお花を、お花屋さんが一番良い状態で贈り主様へ届けています。
改めて、卒業を迎えられた皆様おめでとうございます。
古今著聞集ー鎌倉時代編纂
タイトルに書きました『桜梅桃李・紅蘭紫菊』という言葉は、鎌倉時代に編纂された日本三代説話集のひとつ『古今著聞集』の中の「草木」と言う項に出てきます。文章を見つけたので、興味ある方は見てみてください。
桜梅桃李・紅蘭紫菊とは
桜・梅・桃・季(すもも)は春の花木です。
そして、紅い蘭と紫の菊は秋の代表的な花と記されています。
桜には桜の良さがあり、梅には梅の良さがある。どの花もそれは同じと言えます。それぞれ独自の花を咲かせます。そして、桜はどうやったって梅になることはできないし、梅もその他の花も然り。ですよね。
それぞれの個を生かし、それぞれの花を咲かせましょう。という意味合いがあります。
大学時代は個性との出会い
鹿児島から、大阪の大学進学をすることになり、私はその大学時代に本当にたくさんの個性的な人たちに出逢いました。それは、大学内だけの同年代の学生たちとの出会いではなく、教授やアシスタントをされている先生方。そして、アルバイト先で出会った人たちもそれぞれの人生があり、それぞれ個性がありました。
もちろん、大学が芸術系の大学で当時14学科もあったことから、授業と授業の合間に空いている時間があると、ただただぼーっと目の前を通り過ぎてゆく学生を見ているだけで、飽きもせず時間を潰すことができるほど、ファッションだけでもとても個性的でした。
どれくらい個性的かというと、見つけるたびにモヒカンの毛の色が変わる人がいたり、忍者がいたり、フリフリの豪華なドレスを着た男性がいたり、浴衣姿やチャイナ服のような格好で通学している人もいました。
その中では、私は本当に至ってフツーの地味な学生でしたね(笑)
私の個性って
一応書いておきますが、個性って、先に書いたように別に見た目で表現することだけが個性ではありません。clubhouseで出会った人たちも個性的な方がたくさんいらっしゃいます。声だけで繋がっていても、それぞれ皆さんとても魅力的で暖かくて、やさしい。いつもその優しさに触れ、充実した毎日を送れています。
個性と言われても、あの個性的な人たちに囲まれた大学時代を送っていると、フツーの何の秀でた才能もない学生時代には、他人事だと思っていました。
「桜梅桃李・紅蘭紫菊」という言葉を聞いた、社会人になりたての頃も、全く自分ごととは思ってもいませんでした。
それでも、たくさんの個性的な人たちと出会い、そこからまた自分を知り、誰かと同じではない自分も許容できるようになってきたのではないかと思っています。
まとめー桜さく
高校受験した甥っ子が無事に高校へ合格したという連絡が来ました。4月からの高校生活が充実したものになることを願うばかりです。
そして、新しい価値観、新しい世界に出会ってそこからまた新しい自分に出会ってほしいな。と思います。
それぞれの花は、それぞれの姿で、そしてそれぞれのタイミングで咲くのです。春だからと焦って一斉に咲くことはないと思います。
うまくは書けませんが、どうぞ新しい出会い新しい暮らしが、素敵なあなたとの出会いに繋がって行きますように。
卒業おめでとうございます。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
追伸
古今著聞集は国立国会図書館でデジタルコレクションで閲覧することが可能です。興味ある方はぜひちょっと覗いてみてください。
それから、明日から3日間ほどnoteをお休みします。年度末のバタバタの中でゆっくりnoteに向き合う時間が取れそうにありません。と、ネタも探しに行こうかな。と。再開しましたら、また読んでいただけたら幸いです。
Instagramは、通常通りマイペース更新中だと思います。よかったら覗いてみてください。
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