【R18小説】『ガチムチ系年下サラリーマンとポチャ系アラサー女子の恋ものがたり~10』
*桃乃の告白~(10)
ーーまるで、濃厚なチョコレートでも味わうみたいに、その、なまあたたかく、ねっとりと湿した、やわらかなくちびるのうちがわで、わたしのうわくちびるをつつみこむと、なめるように、音をたてて、吸い、そして、わたしの顔がうごかないようよう、片方の手のひらで、わたしの頬とあごにふれながら、真鍋さんの唾液にまみれた、わたしのくちびるのすきまに、くちびるをおしあてて、わたしのくちのなかに、その太い舌をおしいれてきたので、わたしのくちのなかは、真鍋さんの舌で、いっぱいになり、くるしくてたまらず、おもわず、ソファーにせりあがり
(ん……)
と、ちいさく息をもらしてしまいましたが、それでも、真鍋さんは、その、ぶあつくて、ちからづよい舌先をさらにうごかして、まるでわたしのくちのなかのすべてをうばいつくすように、その、長い舌をはわせて、わたしのくちのなかをすみずみまでなめると、わたしの舌のうごきを封じるように、その舌先を、さらにおくにいれ、わたしの舌にねっとりとからませてきたのでーー
〈つづく〉
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