最新レビュー論文から分かる、玉ねぎの健康効果!その食べ方じゃ玉ねぎの栄養を享受できない!?オススメの食べ方とは?
玉ねぎ(Allium cepa L.)は、ヨーロッパ、北アメリカ、アジア、アフリカの様々な地域で見られます。
これは、料理だけでなく、医療目的にも使用されるネギ属の種の典型的な例の1つです。
玉ねぎは、多くの料理の原料としてよく使用され、ほとんどすべての伝統と文化に馴染んでいます。
玉ねぎはその貯蔵特性と輸送の耐久性のために、ほとんどの野菜よりも広く取引されてきました。
また、 特に次の成分が人間の健康に顕著な影響を及ぼします。[文献1、2]
・17種のフラボノイド成分
・17種の非フラボノイドフェノール成分
・ALK性システインスルホキシド(ACSO)
この3種の成分により次のような健康上の利点があると報告されています。
・抗酸化作用
・抗神経炎症作用
・抗がん作用
・抗血小板作用
・抗血栓作用
・抗喘息作用
・抗生物質作用
しかし、ここで注意が必要なのは、特に上記の抗酸化作用、抗神経炎症作用を得るには、玉ねぎの外側、皮の成分を摂る必要があるとのことです。[文献2,3]
日本でも、玉ねぎの皮に含まれるケルセチンという成分が昔から有名ですよね。上記最近の研究でもやはり皮の成分の重要性が強調されています。
そこで、次のような食べ方をオススメします。
1.玉ねぎの皮をむいて、内側を普段の料理に使う
2.玉ねぎの皮を軽く水で洗う
3.スープやお味噌汁の湯に2分ほど浸して、皮の成分を煮出す
この3ステップで湯に玉ねぎの皮の色が移ります。十分に玉ねぎの成分が煮出した証拠です。
玉ねぎの皮で出汁を取って、そのスープごと飲むようにすれば十分に栄養を享受できます。
また、玉ねぎは、残留農薬の心配が少ない野菜であります[文献4]。心置きなく出汁を取れます。
ちなみに、玉ねぎの皮を、2分ほど煮出した程度であれば料理の味にもほとんど影響がありません。
皮を捨てるのはもったいないです。
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