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フリーランスになって10ヶ月。良かったこと ・ 悪かったこと

こんにちは、フリーランスでデザイナーをしているはちこ(@hachico_890)です。

私は昨年まで会社員でデザイナーをしていましたが、昨年の8月に思い切って独立しました。今月で約10ヶ月経ったわけですが、今回は、実際にフリーランスになってみて感じたメリット&デメリットを中心に書き綴ってみようと思います。

まず、自分は今こんな風に働いてます

・1つのクライアント先に週3日間常駐勤務(リモートはなし)
・残りの2日間(&時には土日も)は、単発のお仕事(LPやチラシ制作など)とフルリモートの長期案件(UI改善メイン)を並行

基本的に週3日は必ず出社しているので、ずっと家に居続けるという状況は少ないです。平日の残り2日、単発の依頼がないときは結構休んだりしてますが、納期が重なったりすると土日も合わせて週7働いたり、時期によって働く時間は変動しています。

まずは、フリーランスになって良かったことから

良かったこと①
やりたかったことにチャレンジする時間ができた

これが、フリーになって1番良かったことだと感じてます。
会社員の時、日中は仕事、帰ったら家事に追われて余った時間はできる限り睡眠に当てたい・・・という状況だったので、何か新しいことをする気力が湧きませんでした。

この10ヶ月でチャレンジできたことは以下3つ。

・宣伝会議に通う
独立した直後から、宣伝会議のアートディレクター養成講座に通い始めました。ずっと前から講座の存在は知っていたものの、週1の座学講義+月1の課題制作が半年間続く結構ハードな内容だったので、会社員で週5働きつつ通うのは難しいだろうな、と決断できずにいました。

宣伝会議アートディレクター養成講座
https://www.sendenkaigi.com/class/detail/art_director.php

ちょうど独立したタイミングとこの講座のスタートの時期が被ったのが後押しになって、昨年9月頃から受講を始めました。おそらく会社員のままだったら、制作にまとまった時間を割きづらいので決心できなかったと思います。

この講座に通いたかった理由は、デザインを作る力には大きく「手を動かす力」と「考える力」の2つあると思っていて、私は後者を学ぶ機会がこれまで圧倒的に少なかったから。

手を動かすためのあらゆるツールの使い方(webデザイナーで言うところのAdobe系ソフト、sketchなど)についてはたくさん情報が出回っているけど、考え方については個人次第な部分も大きいし、なかなか触れる機会が少ないんですよね。

この講座は今年3月に終了しましたが、結果的に通ってすごく良かったと思っています。(何が良かったかは、長くなるのでまた別の記事で書こうと思います)

・SNSでの発信を始める
このnoteも含めてですが、それまで全く使っていなかったTwitter、Instagramを使って自分の感じたこと、作ったものを発信し始めました。

Web業界にいながらなぜSNSをやっていなかったのかと言えば、「発信するのが大の苦手だったから」。もともとコミュニケーションがあまり得意な方ではないし、人に説明するのがド下手なので避けていたんですね。

ただ、避けていてはいつまで経っても上達しないし、自分で発信する力を付けていきたいという思いはあったので

Twitter→日々感じたことや作ったデザイン
Instagram→イラスト
Note→ノウハウ記事など
に分けてちょっとずつ発信を始めました。

今書いているnoteも、月1回の更新というゆるい目標を掲げていますが、会社員の頃だったら、まとまった時間が取れないとか何かと理由をつけてサボっていたんだろうなーと思います。(会社員が理由にならないことは重々承知ですが…。自分がズボラすぎるだけ)

・新しい趣味を始める
会社員時代の頃はこれといった趣味がなかった私ですが、自由に使える時間が増えて、やりたかったことに手を出すことができました。

その中に一つがイラスト。先ほども挙げましたが、Instagramにイラストアカウントを作成して、不定期で投稿しています。

インスタのアカウント
https://www.instagram.com/hachico_890/

ゆくゆくはイラストのお仕事を受けてみたい気持ちもあって始めましたが、単純に絵を描いてる時の超無心状態が好きで、ストレス発散の一種になっています。

あとは、ずっと音楽関連の趣味をやってみたかったのでギターも始めました。

どちらも仕事と直接関わりのないことですが、始めたことでその分野に対する感度が少しだけ高くなったような気がします。
イラストレーターさんの線の美しさだったり、ギターの難しさだったり。
自分でやってみないと気付かなかった小さなポイントを発見できるようになって、単純に楽しいです。

良かったこと②
自分で仕事が選べる

会社員の頃は依頼された仕事を断ることはもちろんありませんでしたが、フリーランスになると都度その仕事を受けるか?受けないか?を判断することができます。

判断軸は個人によってそれぞれだと思いますが、私の場合は

・自分のポートフォリオに載せられるか
・自分のスキルが発揮できるか
・面白そう、楽しそうと思えるか
・金額やスケジュールなど諸条件が合うか

をメインに照らし合わせて、合わない場合はお断りすることもあります。

断るのはフリーランスにとって心理的なハードルが高い行為ではありますが、自分の希望するキャリアと一致する仕事を増やしていけば自然と同じ系統の依頼が増えていきます。
しっかり意思を持って仕事をコントロールしていけば、会社員の頃よりも自分のキャリアを望む方向に形成しやすいのは、大きなメリットだと思いました。

また、最近の話ですが、知り合いに「紙のデザインをやりたい」と話していたら、チラシデザインの仕事を頼んでもらえることがあって、

・「自分はこれが好き」「これがやりたい」を発信するとチャンスを貰いやすい
・チャンスがやってきた時、フットワーク軽くそれを掴みにいける
という点もフリーランスの良いところだと思います。

良かったこと③
忙しさに対する納得感

フリーランスになった今、会社員の時以上に働くこともありますが、忙しいことに対してストレスを感じなくなりました。理由は、②でも書いた通り「仕事を自分で選択できる状況だから」。

忙しくても、自己責任。
暇でも、自己責任。
全て自分が判断した結果が今の環境だという自覚があるので、忙しくても何でも環境に対して不満を抱かなくなりました。あとは、忙しく働いた分は、報酬としてしっかり還元されているのも大きい理由だと思います。

一時期めちゃくちゃ忙しい制作会社で働いていたこともあるのですが、その頃はどんなに残業しても残業代が一切支給されず(ザ・ブラック企業でした)、忙しいことに対して全く納得していなかったし、不満の気持ちで支配されてました。

「何でこんなことやらされてるんだろう」って気持ちが大半だった訳ですが、そんな気持ちで良いクリエイティブが生まれる訳ないですよね(涙)

忙しくても、「自分の今置かれてる状況に納得できるかorできないか?」
って、仕事へのモチベーションに直結することなので、意外と重要なポイントなのではと思います。

良かったこと④
平日自由に動ける時間がある

これはなんてことないかもしれませんが、実は独立してからめちゃくちゃメリットを実感しました。

なぜなら、
・病院が空いてる!待ち時間短い!
・デパート空いてる!買い物楽!
・カフェ空いてる!ゆっくり作業できる!
・美容院空いてる!美容師さんもゆっくり対応してくれる!

土日は人がごった返してる場所も、平日は空いてるのであらゆることがゆったり&待ち時間少なくできます。

なのでこれまで土日にこなしていた通院、美容院、買い物など混み合いそうなことは全て、仕事の合間平日にやるようにしています。なんだかそれだけで人生のストレスが軽減しました。


ここまでフリーランスになって良かったことを挙げましたが、今度は逆に不満に感じたことを。

不満に感じたこと①
1つの案件にコミットし切れない

やはり週5フルタイムで一つの案件に向き合っていた会社員時代より、1つ1つの案件に当てられる時間が短くなり、深く関わり切れてないなというもどかしさはあります。

良く言えば色んな仕事に関われる、悪く言えば中途半端。

1つの案件に絞って働く選択肢もありますが、稼働を一箇所に集中するのは少々リスクがあるので、フリーランスの場合どうしても複数案件を並行するケースが多いと思います。

私は元々一つのことをじっくりやるより、色んな案件にチャレンジすることに楽しさを感じるタイプなのでこの働き方でもそこまでストレスはないですが、腰を据えて深く携わりたい人にとっては物足りないのかもしれません。

不満に感じたこと
自分を客観的に評価しづらい

会社員の時は上司や同僚に囲まれていたので、定期的に評価されることで自分のスキルが可視化できていましたが、フリーランスはそれがありません。
何かミスしても注意してくれる人はいないし、もしスキルが足りないと判断されたら次の仕事に繋がることはないでしょう。

もし自分で自分を客観的に見れない状態が続いたら、いつのまにか仕事が無くなっていた…なんてこともあり得ます。仕事が成功しても、人から褒められても、それにすがらず手放す。自分もまだまだ出来ていないですが、常に自分を客観的に見続けて、アップデートし続けていく姿勢が必要だと思います。

不満に感じたこと
産休・育休手当がない

今私は旦那と二人暮らしですが、将来的に子供が欲しいので、子供が産まれた場合どうなるのか?も独立する前に考えました。

会社員の場合は出産手当金と育児休業給付金が支給されますが、フリーランスの場合はこれが出ません。

参考「フリーランスが妊娠したら確認すべきお金の話」
https://remowa.net/freelance/pregnancy-and-money/

さらに会社員の場合は産休・育休中の社会保険料の支払いは免除されますが、フリーランスは免除されないので支払い続ける必要があります。(今年から、出産予定の前月から4ヶ月間は免除になったようですが。たった4ヶ月…)

月収30万の会社員と比較すると、子供一人ごとに300万の差があるらしい・・・!!

正直独立する際一番ネックに感じていたのはこの部分でしたが、
・子供が産まれた後にフリーランスとして働く環境を整えるのは難しいのでは?
・だったら産まれる前に早く独立して、人脈や仕事作りを先にしておくべき
と考えて、会社員としてもらえる手当は諦め、フリーランスの道を選びました。

なので今の目標は、子供ができるまでに100万ほどを貯金すること!

幸いフリーの今は会社員の頃よりも手取りが増えたので、稼げるうちにたくさん稼いで、どんどん貯金して備えておこうと思ってます。

ただ、子供が産まれた後に時短で働ける環境があるのか?子供の体調不良などで急遽休むなど、イレギュラーな勤務を受け入れてくれる仕事があるのか?

と、出産後も仕事を続けていくなら不安要素はたくさんあります。こればっかりはその状況になってみないと分からないので、問題にぶち当たったらその時対策を考えようと思います。

不満に感じたこと
たまにさみしい

これは、フリーランスの方はみなさん一度は思うのではないでしょうか・・?笑

仕事でクタクタに疲れ果てた金曜日、一緒に働いた会社の人たちと「よく乗り越えたね!お疲れ様ー!」的なテンションで飲むお酒って最高に美味しいですよね。フリーだと人間関係のしがらみがないのは確かに良いことですが、たまに面倒臭かったあの「泥臭い人間関係」が恋しくなる時があります。

失敗して上司にめちゃくちゃに怒られたり。
同僚と愚痴りながらも大変な案件を乗り越えたり。
会社の待遇が悪くて同僚と飲みながら愚痴ったり。(愚痴多い。笑)
その時は「もう会社員いや!!!」と思うのですが、一人になって振り返ってみると何というか、会社員だからこそ得られる一体感だったなと思います。

もちろんフリーになった後も友人と遊んだり一緒に働く人たちと飲みに行ったり交流はたくさんありますが、会社員の頃とは絶対的に何か違う感覚があります。

会社のキックオフとか、振り返り面談とか…。会社員の頃はあんなに面倒だったのに、今はちょっとだけ恋しいです。無いものねだりなのかもしれませんが。


以上、良い面悪い面両方書いてきましたが、総合的に振り返ってみて、私は独立して良かったと思っています。

今からなら会社員に戻れるけど戻るか?と聞かれても、確実に戻らないです。笑
なぜなら、独立してからの方が確実に「仕事楽しい!」「人生楽しい!」と思える充実感が増えた気がするから。

なんとなく世間ではフリーランス最高みたいな風潮がありますが、それに同調するつもりはありません。将来への確約はないし、合う合わないがはっきり分かれる働き方だと思います。

なので、私も数年後も「独立して良かった!」と言えるかどうかまだ分かりませんし、それは今どう過ごすかによって変わってくるかと思いますが、後悔しないためにも、日々できることを頑張ってやっていこうと思います!

10ヶ月間考えてたことを全部書いたら長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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