長野にある小さな複合施設の公式LINE運用者がお友だち1000人達成して考えること
こんにちは!Web制作会社で広報をしています、はちです。
本日は、私が勤めているアプリコットデザインが運営するtone villageで運用している公式LINEのお話をしたいと思います。
▼過去に書いた公式LINE運用に関する記事
お友だちが1000人を突破いたしました!
上記の記事にもある通り、tone villageの公式LINEは2023年6月頃から運用がスタートしました。
\そして、今年の8月にお友だちが1000人を突破しました!/
LINEをいつも見てくださっている皆様、お友だち追加してくださった皆様、どうもありがとうございます!!!
まったくの未経験から運用担当者になり1年半。
試行錯誤の連続ではあったものの、店舗スタッフや運営メンバーに支えられコツコツと配信をつづけることができました。
そこで今回は、どういうメッセージ配信をしてきたのか、公式LINEをやって良かったポイントなどをご紹介したいと思います。
公式LINEのいいところ
まず、1年半ほど運用してみて、公式LINEの良かった点をお話しします。
月並みですが、やはり情報を直接届けられることがいちばん良かった点です。
一般的にメルマガの平均開封率は業界やターゲットによって異なりますが、だいたい15%から25%の範囲が標準とされています。
その点、tone villageの公式LINEの開封率は平均約72%(2024年9月現在)です。メルマガと比べて、より多くの方にリーチできています。
HPなどでもお知らせをしていますが、これらはどちらかというと受け身の情報発信なので、お客様に見に来ていただかなければ情報を知っていただけません。
さらに、インスタグラムもお客様は多くのアカウントをフォローしているため、自分たちの情報を確実に見てもらえるわけではありません。
公式LINEの場合、ブロックされたり開かれなかったりする以外は、確実に見てもらえる可能性が高いので、リーチの確度が非常に高いです。
どんな内容を発信しているのか?
公式LINEでの発信内容は主に以下の通りです。
↑こちらの記事でもご紹介している通り、新メニューの紹介をメッセージ配信したり、、、
ゴールデンウィークの後半の来店促進を目的に、イベント性を含んだ複合施設らしい各店舗からのお知らせをカードタイプのメッセージで配信したりしています。
また、トリミングサロン「sora to kaze」のHPでは、コラム記事を定期的に書いているので、「わんちゃんの身に起こる季節トラブル」を切り口にオーナーさん向けの記事をまとめて配信し、啓蒙活動も行っています。
ネイルサロン「ブランシュール」では、毎月のおすすめネイルをブログで紹介し、それをLINEでも配信しています。
各店舗からの季節ごとの販促内容をヒアリングし、情報の特性を考慮したうえで、LINEに適した形で編集し、メッセージにまとめています。
ブロックを防ぐために
さらに、ブロックを防ぐ目的も含めて、以下のような取り組みをしています。
(クーポン関連の配信はより店舗との密接な連携が必要なので、tone villageの運営スタッフが担当してくれています。)
公式LINEをお友だち追加していただく、そしてブロックされずに継続していただくためには、常にメリットを感じてもらう必要があります。
実際、LINE公式アカウントのブロック率の平均は20~30%ですが、tone villageの公式LINEのブロック率は約10%(2024年9月現在)です。
こちらの実態調査にもある通り、「登録のきっかけは「クーポンなどの特典」が断トツ」、「ユーザーが期待する配信内容は「クーポンやセールなどオトクな情報」が92.4%で断トツ」との調査データもあります。
「クーポンを配信しすぎると、サービスの価値を下げてしまうのではないか?」
という懸念があるかもしれません。
しかし、適度なクーポン配信を工夫することで、サービスの価値を損なわず、ブロックを防ぐための有用な取り組みとなります。
お客様と繋がれる場として
公式LINEをやっていて良かったことは、「お客様と1対1で繋がりながら情報を届けられる場」を持てたことだと思います。
LINEの一斉配信は約1000通を一気に送信しますが、それを受け取るユーザーは極めてパーソナルなLINEという空間でメッセージを受け取ります。
だからこそ、受け取る人の心情や状況を考慮し、どういう時間にどんな内容を送ると行動につながるのかを常に意識しています。
公式LINEは店舗にとって販促活動の一環かもしれませんが、そこには1対1のコミュニケーションがあります。そのため、相手の心に届くよう、思いやりを持って取り組む必要があると感じています。
リアルとオンラインの連携
tone villageの公式LINEは、オンラインだけではお友だちを増やすのが難しかったかもしれません。
しかし、各店舗のスタッフがリアルな場でお客様とコミュニケーションを重ね、確実にファンを増やしてくださっています。
その基盤があるからこそ、公式LINEへのお友だち登録やオンラインでのコミュニケーションが成立しています。
これからも、リアルとオンラインの連携を大切にしながら、お客様とつながっていけたらと思います。
▼ブランドディレクターの萩原さん( https://x.com/hagimaru31 )と運営している音声配信「ブランディングラボ」