118. やってみなはれ。やらな、わからしまへんで〜鳥井信治郎〜
みなさんこんにちは。
今回は、サントリーの創業者である鳥井信治郎さんの格言について紹介します。
鳥井さんはやってみなはれ精神で、どんな苦境でも新しい挑戦に挑んできたそうです。
そして「結果を恐れてやらないこと」を悪とし、「なさざること」を罪と問う社風にしたと言います。
鳥井信治郎とは
鳥井さんは、1879年大阪府の両替商・米殻商の次男として生まれました。
9歳で4年飛び越えて高等科に編入し、
13歳で薬種問屋小西儀助商店へ丁稚奉公へ出ました。
この時に小西儀助商店で扱っていた洋酒についての知識を深めたそうです。
16歳で絵具・染料を扱う小西勘之助商店へ移り、
1899年、20歳で鳥井商店を起業しました。
鳥井商店を壽屋洋酒店に改称し、スペイン人経営のセレース紹介を買収しワインを売るも伸びなかったため、
日本人の味覚に合う甘味果実酒の試作を始めます。
製品への想いと、事業の成功のための努力を払うと決めた、企業家魂の現れでした。
そして、「赤玉ポートワイン」が開発され、
ウイスキー白札や、
ウイスキーオールド、
高温で熱処理しなくても日持ちがするおいしい生ビール:サントリービール「純生」、
加熱しても独特の臭いを抑え、しかもフレッシュ感を失わず、果汁飲料ブームを引き起こしたオレンジ50、
などなど、今もなおベストセラー商品を数多く生み出しています。
しかもそのどれもが、その時代にはなかったものを多く出しており、
世の中に新しい価値観を残しています。
やってみなはれ。やらな、わからしまへんで
この言葉の通り、鳥井さんはやってみなはれ精神を大事にし、社風にもしています。
部下のことを信じており、
どんな発想でも形にしてみなければ上手くいくかすらも分からない、
どんなことでも挑戦するからこそ結果が得られると学んできたからこその言葉だなと思います。
結果を恐れてやらないことを悪とするというのも、
経営の観点から見ると新しいことを思いついても、
成功なり失敗なりの結果を出さないことには改善の余地も、
そもそも売り上げにもなりません。
失敗のら失敗なりに学ぶものだったり、
改善していいものを生み出すこともできます。
そんな会社や社会にとっての財産である、
やってみなはれ精神を大事にしてきたからこそのラインナップであったり、新しい価値観を世の中に生み出すものができるのだと思います。
仕事をしている中で、こんな仕組みがあったらいいのになとか、
こんな風になったらいいのにとか、
もっとこういうものがあれば暮らしが仕事が良くなるのにと思うものは多々あると思います。
そんな「こうだったらいいのに」を、
「やってみなはれ」でやってみるからこそ、
今の仕事や暮らしに役立つものが生まれると思いました。
僕も現状でもっとこうだったらいいのにという期待を、
こうやったら実現できるかなとチャレンジして、
その失敗を学びにしながらカタチにしていきます。
最後に
今回は、サントリーの創業者、鳥井信治郎さんの格言を紹介しました。
創業当時から、なんでもやってみないことには始まらないというところから、
このサントリーという会社ができてきたんだなと思います。
日本人に飲んでもらうにはどうしたらいいか、
今あるものでどうにかするのではなく、
どうあるのが一番世の中に価値を提供できるのかから、
商品開発を行なっています。
社風にもなるほど、「やってみなはれ」という精神が根付いており、
それだけ新しいことへの挑戦もしてきて、
失敗も全て次に活かすと決めているからこそ、
やってみないと分からない、と言っているんだと思います。
僕も目の前のチャレンジに少し億劫になることがあります。
そのチャレンジを乗り越えてこそ、新しい景色も見えてくると思うので、
一度きりの人生、最大限チャレンジしていこうと思います。
それではまたどこかで。
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