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《新商品》 UVカット+遮熱+極上の着心地=『SUN WEAR』

こんにちは。「HAAG」を運営する株式会社スマイルコットンの代表・片山英尚です。本日は、“Tシャツの限界を超える一枚” を目指し、紫外線遮蔽・遮熱性・通気性・蒸散性・吸水性・接触冷感といった6つの機能を織り込んだ最新製品『SUN WEAR(サンウェア)』についてご紹介します。

「Smile Cotton®︎で紫外線対策」という難題

今から5〜6年前に、紫外線対策、敏感肌や日焼けが出来ない方向けの商品開発を行っている株式会社ピーカブー(埼玉県和光市)から、弊社宛に素材提案依頼のお話をいただきました。一般的な紫外線カットの商品やスポーツウエアや水着(ラッシュガード)が市場に流通しているのは知っていましたが、同社のお取り組みに触れることで、紫外線カットと敏感肌を兼ねた素材・商品開発の重要性、必要性を感じました。この時は「弊社のSmile Cotton®︎ で紫外線カットの素材開発」のご依頼でしたが、コットン100%で遮光率91%以上を出すのは至難の業。結果開発には至らず、糸、組織の組み合わせから再考する必要がありました。

「色素性乾皮症」を知る

「Smile Cotton®︎ で紫外線カットの素材開発」が頭の片隅にありながら、しばし時間が経ったある日、深夜にドキュメンタリー番組を見る機会がありました。「色素性乾皮症」という難病を患った方とその家族の日常という内容でした。この病気は、太陽の光を浴びると高い確率で皮膚がんを引き起こす病気で、転倒しやすいなどの神経系症状も呈する指定難病。生きるために昼夜逆転した生活を強いられる。普通の日常生活を送ることが許されないものでした。紫外線を浴びることが生死にかかわるという事実を知り、Smile Cotton®︎で何かできないか。かつてのご依頼を思い出した次第です。

キャンプをヒントに素材開発

そして時間が経過し、コロナ禍に。2年前に地元のある工業メーカーから開発依頼がありました。その内容は、昨今の温暖化による高温が続く中で、現場で働いている方々向けに遮熱効果のある素材が出来ないかというものでした。その時、「Smile Cotton®︎で紫外線対策」と「色素性乾皮症」のかつての課題が頭をよぎり、それぞれの問題も解消するべく、機能と肌触り(快適性)を兼備した「遮光&遮熱素材」の開発に着手しました。

それからは「遮光&遮熱」と「肌触り」をキーワードに、最適な原料(糸)、組織が何かを思案しました。ヒントになったのは、アウトドアフィールドの体験。この数年、家族でキャンプをするようになり、テントに使用している素材=遮光素材に着目しました。遮光に有効な素材は、「酸化チタン配合」。この酸化チタンは遮光できる(紫外線を反射できる)唯一の素材です。この糸を使用することに決めました。

ただ、この糸の素材はポリエステル100%。ポリエステルの肌触りは苦手な方もいます。そこで、表側に遮光&遮熱効果、裏側(肌側)にSmile Cotton®︎に交編した生地を作ることを考えました。加えて伸びにくい組織にすることで、縮率(生地の縮みを少なくしました)安定もしました。酸化チタン配合の糸を使用したことで、繰り返しの洗濯をしても遮光&遮熱効果が持続。肌側にSmile Cotton®︎を使用することで、肌触りが良いUVケア素材が完成しました。

「Makuake」にて『SUN WEAR』を発表

長年の試行錯誤の末に、外気や日光に対する遮熱・紫外線遮蔽・冷感性を持つ「チタン配合ポリエステル」と、肌にやさしい質感・通気性・蒸散性を持つ「Smile Cotton®︎」を融合したTシャツ『SUN WEAR(サンウェア)』が完成しました。上記の問題を解決しながら、コンフォートウェアとしての究極を目指すべく、紫外線遮蔽・遮熱性・通気性・蒸散性・吸水性・接触冷感といった6つの機能を織り込んでいます。本日より「Makuake」にてサポーターを募っています。詳細は以下よりご覧ください。

これからも少しでも社会と人に役立つ素材を作り続けたいと思っています。『SUN WEAR』にご注目いただけますと幸いです。応援のほどどうぞ宜しくお願いします。

片山英尚
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