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(34)名探偵コナンに学ぶロジカルシンキングの超基本

目次

STEP①【イシューを特定する】
STEP②【枠組みを考える】
STEP③【初期仮説を立てる】
STEP④『初期仮説を検証し進化させる』
STEP⑤【結論づける】


STEP①【イシューを特定する】

『行動する前に今考えるべき事は何か?を特定する重要性。』
適切に考えるためにはまず何について考えるのか課題を明確にしなければなりません。そこで重要な役割を果たすのが
イシューです。イシューとは「いま考え、結論を出すべき問題」のこと。

『イシューを意識し続けることが課題解決の最短近道』
イシューを押さえておくことは特に会議やブレストなどでの会話のやり取りでは重要な役割を果たします。
その場にいる「今考えなければいけないこと(イシュー)は何か?」が共有されていることによって拡散しがちな会議やブレストを適切に進行させ課題解決を行うことができるようになります。

イシューを意識し続けるためのひと工夫
仕事の現場ならホワイトボードや付箋、パソコンなどにイシューを書き記しておき、常にイシューが目に入るようにしておくと言うようなひと工夫をすると良いでしょう。

STEP②【枠組みを考える】

イシューに対して主張/結論を言うために考えるべきぽいんと、つまり根拠をまとめたものを「枠組み」と言います。
枠組みは三つを目安に考えるとよいでしょう。根拠を揃えたものが「枠組み」

『枠組みを考えるステップ』
ステップ1
イシューを立てる
ステップ2
結論を支える枠組みを考える
ステップ3
枠組みのレベル感を合わせ集約する

枠組みを押さえていないと問題解決はできない。
枠組みを押さえ、他に問題はないのかを見直すことで真因にたどり着くことができます。

枠組みを考える際にフレームワークを使う。
物事を網羅的にモレなくダブりなく捉えることで正確性の高い問題解の枠組みを作ることができます。

STEP③【初期仮説を立てる】

初期仮説とは、今自分の知っている情報や経験からイシューに対する仮の答えを組み立て、推測することを「初期仮説」と言います。
初期仮説を立てていない場合何を考えて何を考えていないのかモレもダブりも発生してしまう。
もちろん初期仮説ですから間違っている場合もあるでしょう。しかし初期仮説を立てていると間違っていたとしても次に何を行うべきかがわかりやすくなります。

「初期仮説をつくる第一歩」
最初の一方は、今自分が知っている情報や知識をもとに作ること。
『知識と言う自分の引き出しを強化する。』
ビジネスで成果を出すためにはロジカルシンキングを強化する事はもちろん、知識と言う自分の中の引き出しも増やすことが大事です。

『初期仮説には具体性を持たせること』
初期仮説を作るためには事実をもとに想定できそうなことや、事実から踏み込んで分析した内容や解釈を加えるようにしましょう。まずは考えたことを言葉にしたり書き出したりして可視化すること。
闇雲に調べ始める前にまずは自分の知っている情報や知識をもとに初期仮説を立てよう。

『初期仮説における注意点』
初期仮説を立てるときに注意すべきポイントが3点あります。それは、①ビッグワードになっていないか、②根拠によって支えられているか.③隠れた前提がないかです。

②根拠によって支えられているか
初期仮説を立てた後、それを立証する根拠を提示することで、初めて論理が成立します。そのための思考法が「Why?True?(なぜそう言えるのか?本当か?」です。
③隠れた前提がないか
隠れた前提とは、相手に伝えなければ自分以外にはわからないルールのことをいいます。
もし隠れた前提を見逃してしまえば見当違いの仮説を検証していくことになります。

隠れた前提を見逃さないためには次の3つのポイントを押さえておくと良いでしょう。
⑴Why?True?(なぜそう言える?本当か?)を繰り返し自問自答する
⑵反対の立場で考えてみる。初期仮説が成り立たないとしたらどんな条件であれば成り立つのかを考える。
⑶自分以外の人と議論する。自分では気づかない視点を発見することができる。

STEP④『初期仮説を検証し進化させる』

仮説を広げる事は直感や思いつきだけで仮説を作ってしまったり、大事なことを見落としたりしてしまうのを防ぐ効果もある。
分解を使って初期仮説を広げよう。

「一次データの重要性」
直接ヒアリングをしてデータを得ることを1次データを得るといいます。
仮説をさらに進化させたいときに新しい根拠を得るために用います。
思い切った解釈から強い仮説を立てることでさらにそれを裏付けるための証拠を探す具体的なアクションに結びつけることができる。
一般的な解釈からは一般的な仮説しか生まれない。

STEP⑤【結論づける】

枠組みをとの結論を統合することで最終的な結論であるイシューへの答えを導き出す。
思い込みや自分が持っている情報を疑ってみる。
どんなときもイシューと枠組みの設定をする。
枠組みに対してそれぞれの結論を出す。

正しい結論が出ない時こそスキルアップのチャンス。思考の破壊と創造を繰り返すことで磨かれる。



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