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マネジャーの言葉の重みについて

管理職のみなさん、こんばんは!いつも貴重なお時間をいただきご覧くださり、本当に有難うございます(^^)

久しぶりに実家に行き、超久しぶりに庭の雑草むしりをしました。86歳の父は庭イジリが好きで、気分で不規則に色々なものを植えるので、どれが雑草かわからない!!いくつか失敗し55歳にもなって怒られました(>_<)
 
さてGWにはちょっと堅いかもしれませんが、独りのお時間もお過ごしかと思い、マネジャーが使う言葉の重みについて、思い出した事を書いてみたいと思います。
 

<以前の私>

例えば、私のチームは以前、毎月実施するエンゲージメントサーベイで「他部署は協力的だと思う」の項目だけ常に低スコアでした。私自身はそこまで低く感じていないので、自分の耳に入らない細かな業務で、よっぽどメンバーは他部署からイジめられているのか?と毎回不思議に思っていました。
 
確かに社内には非協力的な部署、動かない部署もありました。
そんな部署との調整にメンバーが臨む際には、なるべくこちらの要望を通せるように色々アドバイスをしていました。
が、その時に使っていた言葉
・「あいつら全く動かないから部署だから・・・」
・「〇〇部は自分達の責任範囲を極力狭く考えようとするから・・・・・」
・「〇〇部は自分達にメリットがあることも認識できない部署だから・・・・・」
ネガティブ表現のオンパレードでした。
でもその頃は担当メンバーに調整力を上げて欲しく、“調整”というより“戦い”の意識で、いかに勝つか?相手をやっつけるか?にフォーカスしていました。
 

<言葉の重みに気付くきっかけ>

そんなある時「社会構成主義」について書かれた本を読む機会がありました。ググると「社会に存在するありとあらゆるものは人間が対話を通して頭の中で作り上げたものであるという主義・考え方のことを指します。人間が議論して“存在する”と考えるから物事は存在するという考え方です」と出てきます。これを知った時に面白い考え方と思いつつ、会社組織に当てはめて考えると「もしかして、自分がメンバーへのアドバイスで使うネガティブ表現が、非協力的な部署を作っている?」と感じたのです。なんだか大発見した気分と同時にとても焦りを感じました。
そりゃ上司が非協力な部署という前提で、しかも“戦い”の意識で話しをすれば、メンバーも「非協力的な悪い部署をやっつける」という認識になりますよね(汗)
 

<気付いた後の私>

そう思ってからは意識してネガティブな表現を避け、
・「彼らに動きやすくなってもらう為には・・・・・・」
・「〇〇部の責任範囲でもあることをしっかり説明するには・・・・・」
・「〇〇部も自分達のメリットは直ぐにわかるけど、お互い共通認識するために・・・」
のように、「相手は協力的な部署である前提」に立ち、「それをいかに引き出すか?」を意識してアドバイスするよう心掛けました。
 
気になるのは結果ですよね(^^)
その後の調整の行方は、全てこちらの要望通りに!というところまでは至りませんが、大きな改善が見られました。
そしてエンゲージメントサーベイの該当項目に至っては、スコアが明らかに良くなったのです!!
非協力的な部署を作っていた犯人は私だったのかもしれません。マネジャーの言葉や意識の伝播力は怖いですね。
 

<おわりに>

管理職のみなさん、非協力的な部署の他、古い体質、新しい提案を受容れない風土など、特に悪い文化・風土・体質的なものにお悩みは無いでしょうか?あるとしたら、それに対してみなさんやメンバーがよく使う言葉をよく観察してみて下さい。そしてもしネガティブな言葉を使っていたならば、まずは管理職のみなさんが意図的にポジティブな認識や言葉に変えてみてください。即効性があるノウハウではありませんが、少しずつメンバーにも伝播し、じわじわと新たな現実をつくっていくのを感じていただけます。新たな体質・風土を作っていくと考えるとワクワクしませんか(^^)
この話しがお役に立てたら嬉しいです。
 
では!また!
 
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