H.Nicky

H.Nicky 三重県生まれ、現在愛知県で暮らしております。 1979年から働き出して…

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H.Nicky 三重県生まれ、現在愛知県で暮らしております。 1979年から働き出して2023年12月で企業生活から卒業しました。

マガジン

  • 紀伊半島旅行記

    紀伊半島の魅力をまとめてみました。

  • つれづれ歳時記

    季節ごとに変化する景色や感じること、心に残る瞬間を綴っていきたいです。

記事一覧

紀伊半島旅行記 奇岩 鬼ヶ城

場所:三重県熊野市木本町 特徴 国の名勝・天然記念物に指定された海岸景勝地で、波の侵食や地震による隆起、風化によって生じた凝灰岩の大岩壁です。長さ約1kmの間に大小…

H.Nicky
3日前
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紀伊半島旅行記 丸山千枚田

皐月の季節、丸山千枚田にも水が張られました。 丸山千枚田は、一時期1000枚を割る危機に直面したこともあるそうですが、地元関係者のご努力により現在の姿に復興しました…

H.Nicky
6日前
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鯉のぼりの散策とその歴史を考えてみる 

ゴールデンウィークが過ぎ、日常生活に戻る中で、私は鯉のぼりに目を向けました。 特定の有名なスポットではなく、ただ池の上で泳ぐ鯉のぼりに心を引かれました。 川や池…

H.Nicky
2週間前
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思いがけずの再会 時を超えた友情の物語

ゴールデンウィークの真っ只中、突如として30年来の友人からSNSで連絡が入りました。 彼からのメッセージは、明日バーベキューをしませんかというお誘いでした。 しかし、…

H.Nicky
2週間前
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紀伊半島旅行記 神倉神社への参詣記

突然の思いつきで、和歌山県新宮市に鎮座する神倉神社へと参詣することにしました。 参詣という言葉は美しい響きを持っていますが、神社への道のりは538段もの石段が待ち…

H.Nicky
2週間前
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紀伊半島旅行記 古座川町一枚岩

今回は、和歌山県東牟婁郡古座川町にある壮大な自然の造形物、「一枚岩」についての旅行記をお届けします。 この一枚岩は、国の天然記念物に指定されており、その規模は驚…

H.Nicky
3週間前
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紀伊半島旅行記 熊野古道風伝峠(車で旅する)

何十年ぶりにこの道を通るのだろうか。 かつて国道311号線として賑わい、多くの旅人たちが行き交った風伝峠は、1990年の新しいトンネルの開通に伴い、静かな県道へと姿を変…

H.Nicky
3週間前
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紀伊半島旅行記 熊野古道七里御浜海岸

七里御浜海岸は、熊野古道・伊勢路の「浜街道」としても知られています。江戸時代には、伊勢神宮から新宮市の速玉大社への参拝路として多くの巡礼者に利用された歴史があり…

H.Nicky
1か月前
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紀伊半島旅行記 産田神社

三重県熊野市有馬町に佇む産田神社は、弥生時代に遡る由緒ある神社です。ここでは、創造神話に登場する伊弉冉尊(イザナミノミコト)と、その子である火の神、軻遇突智神(…

H.Nicky
1か月前
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風に泳ぐ鯉のぼり

もう鯉のぼりの季節がやってきたのですね。 時の流れは本当に早いもので、ついこの間まで雛人形を飾っていたと思えば、あっという間に桜が満開になり、そして葉桜へと変わ…

H.Nicky
1か月前
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待望のカンザン(関山)桜並木

日本原産の桜の一種、カンザン(関山)は、サトザクラ系の八重桜であり、その存在は奥深いものがあります。 遠く奈良時代にまで遡るそうです。 4月下旬に開花するこの遅咲…

H.Nicky
1か月前
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紀伊半島旅行記 東紀州10座

こんにちは、東紀州10座という言葉をご存じでしょうか? 私も最近まで知りませんでした。 東紀州地域の代表的な10の山のことを言うそうです。 まずは東紀州とは、三重県…

H.Nicky
1か月前
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ソメイヨシノ桜無残 - 散花の記憶に

2024年4月10日記 日曜日まで満開を誇っていた公園のソメイヨシノは、月曜日から火曜日にかけての雨により、散り、六分咲きとなってしまいました。 散策をすると、散ったソ…

H.Nicky
1か月前
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紀伊半島旅行記 熊野 丹倉神社と大丹倉を訪ねて

こんにちは、この地を訪れたのは2023年11月初旬でした。 きっかけは、NHKで放送された『中部ネイチャーシリーズ』を見て、一度訪ねたいと思っていました。 熊野市の金山町…

H.Nicky
1か月前
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春の訪れ

今年の冬は、春のように暖かい日があったり、3月に入ってからは冬に逆戻りする日もありました。しかし、4月を迎え、桜が満開となりました。温暖化という言葉で、前年よりも…

H.Nicky
1か月前
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紀伊半島旅行記           熊野の山奥の秘境のお菓子やさん              

こちらのお店では、クッキーからパンまで幅広く作られています。 私はさくらあんぱんをいただきました。 ほのかなさくらの香りが心地よく、中にはたっぷりのこしあんが詰ま…

H.Nicky
1か月前
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紀伊半島旅行記 奇岩 鬼ヶ城

場所:三重県熊野市木本町 特徴 国の名勝・天然記念物に指定された海岸景勝地で、波の侵食や地震による隆起、風化によって生じた凝灰岩の大岩壁です。長さ約1kmの間に大小無数の洞窟が階段状に連なり、海食洞が特徴的な奇岩奇勝として知られています。 鬼ヶ城は、伊勢志摩から続くリアス式海岸の最南端に位置し、その景色は圧巻です。 2004年にはユネスコの世界遺産に登録され、国内外から注目を浴びています。 鬼ヶ城内には「千畳敷」と呼ばれる大洞窟があり、上下段に分かれており、高さは約15メ

紀伊半島旅行記 丸山千枚田

皐月の季節、丸山千枚田にも水が張られました。 丸山千枚田は、一時期1000枚を割る危機に直面したこともあるそうですが、地元関係者のご努力により現在の姿に復興しました。 丸山千枚田は、日本の伝統的な棚田の一つで、美しい景観と豊かな緑に包まれています。 日本の棚田百選にも選ばれています。 この風景は紀伊半島の魅力の一部であり、多くの人々に愛されています。 その歴史的な背景を補足します。 丸山千枚田は、紀伊半島の自然と人々の努力が交差する場所です。 その美しさと歴史的な意義を

鯉のぼりの散策とその歴史を考えてみる 

ゴールデンウィークが過ぎ、日常生活に戻る中で、私は鯉のぼりに目を向けました。 特定の有名なスポットではなく、ただ池の上で泳ぐ鯉のぼりに心を引かれました。 川や池の上で泳ぐ鯉のぼりは日本各地で見られますが、その素朴さが何とも言えず魅力的です。 何百匹もの鯉のぼりが泳いでいるわけではありませんが、その狭い空間での臨場感が素晴らしいと感じています。 そして、鯉のぼりの歴史について考えてみました。 鯉のぼりの起源は、鎌倉時代(1185年~1333年)にまで遡ります。 この頃、武家

思いがけずの再会 時を超えた友情の物語

ゴールデンウィークの真っ只中、突如として30年来の友人からSNSで連絡が入りました。 彼からのメッセージは、明日バーベキューをしませんかというお誘いでした。 しかし、夕方には所用があったため、残念ながら断らざるを得ませんでした。 それを伝えると、彼はもう少し早い時間でカフェでもどうかと提案してきました。 私の心には気になるカフェがあったので、そこで会うことにしました。 しかし、その後気になってネットでカフェを検索したところ、当日はカフェがお休みだという事実に気づきました。 慌

紀伊半島旅行記 神倉神社への参詣記

突然の思いつきで、和歌山県新宮市に鎮座する神倉神社へと参詣することにしました。 参詣という言葉は美しい響きを持っていますが、神社への道のりは538段もの石段が待ち構えており、その一段一段がランダムな高さで、まるで岩壁を登るかのような厳しさを感じました。 源頼朝様へのお願い。 次回寄進する際には、もう少し規則正しい石段をお願いしたいと思いました。 途中で降りてくる参詣者の中には、腰を下ろして座りながら降りてくる人もいました。 私自身も、今でなければ登れないと思い立ち、そ

紀伊半島旅行記 古座川町一枚岩

今回は、和歌山県東牟婁郡古座川町にある壮大な自然の造形物、「一枚岩」についての旅行記をお届けします。 この一枚岩は、国の天然記念物に指定されており、その規模は驚異的です。高さ約100m、幅約500mという一枚の巨岩は、その存在感を前にすると圧倒されます。 その大きさは、スマートフォンのカメラに収めるのが困難なほど。 まさに、目の前に広がるその景色は、一見の価値があります。(^_-)-☆ この一枚岩の成り立ちについて少し触れてみましょう。 約1500万年前~1400万年前

紀伊半島旅行記 熊野古道風伝峠(車で旅する)

何十年ぶりにこの道を通るのだろうか。 かつて国道311号線として賑わい、多くの旅人たちが行き交った風伝峠は、1990年の新しいトンネルの開通に伴い、静かな県道へと姿を変えました。 今回の旅では、熊野市紀和町西山方面から峠を越える冒険に出ました。 かつてはバスや物流トラックが往来し、道を譲り合う光景が日常だった風伝峠の道路も、今は時の流れにより自然に回帰しつつあります。 木々が道を覆い始め、車が触れないよう慎重に進む必要があります。 この道を旅する際は、十分な注意と個人の判断

紀伊半島旅行記 熊野古道七里御浜海岸

七里御浜海岸は、熊野古道・伊勢路の「浜街道」としても知られています。江戸時代には、伊勢神宮から新宮市の速玉大社への参拝路として多くの巡礼者に利用された歴史があります。 海岸に沿って整備された松林は、散策路としての役割も果たしており、熊野灘からの潮風から地域住民を守るために植えられました。 この松林は、「21世紀に残したい日本の自然100選」にも選ばれているほどです。写真で見ると、青空の下で明るい表情を見せる海岸が印象的です。 しかし今回は、薄曇りの日の七里御浜海岸の魅力を伝え

紀伊半島旅行記 産田神社

三重県熊野市有馬町に佇む産田神社は、弥生時代に遡る由緒ある神社です。ここでは、創造神話に登場する伊弉冉尊(イザナミノミコト)と、その子である火の神、軻遇突智神(カグツチノミコト)が祀られています。 伊弉冉尊が眠る「花の窟」と対をなすこの地は、軻遇突智神を生んだことで亡くなった伊弉冉尊を悼む場所として、また神々が息づいた古郷として、訪れる者に深い感銘を与えます。 本殿は、鬱蒼とした木々に囲まれた神聖な空間にあります。左右両脇には、岩石を並べた矩形の敷石が配置されており、これら

風に泳ぐ鯉のぼり

もう鯉のぼりの季節がやってきたのですね。 時の流れは本当に早いもので、ついこの間まで雛人形を飾っていたと思えば、あっという間に桜が満開になり、そして葉桜へと変わっていきました。公園に足を運ぶと、そこには突如として鯉のぼりが空を泳いでいるのが目に入ります。 そもそも、この風物詩がいつから始まったのでしょうか?調べてみると、その起源は熊本県の杖立温泉にあるようです。 昭和55年ごろから始まり、徐々に全国へと広がっていったのだとか。 気がつけば、4月も半ばを過ぎ、端午の節句が近づ

待望のカンザン(関山)桜並木

日本原産の桜の一種、カンザン(関山)は、サトザクラ系の八重桜であり、その存在は奥深いものがあります。 遠く奈良時代にまで遡るそうです。 4月下旬に開花するこの遅咲きの品種は、濃厚な紅紫色の大輪の花を咲かせ、その長持ちする美しさを長期間楽しむことができます。 冬の終わりと共に訪れる春。 ソメイヨシノの後を受け継ぎ、約50本の並木道を彩るカンザン(関山)桜は、訪れる人々に春の喜びを伝えます。 隣接する菜の花畑と共に、満開のカンザン(関山)桜は、ピンクと黄色の優しい色合いで目にも

紀伊半島旅行記 東紀州10座

こんにちは、東紀州10座という言葉をご存じでしょうか? 私も最近まで知りませんでした。 東紀州地域の代表的な10の山のことを言うそうです。 まずは東紀州とは、三重県の南部に位置する紀北町・尾鷲市・熊野市・御浜町・紀宝町を指します。 私も実際に登ったことがあるのは、残念ながら2座だけです。 これから楽しみたいと思います。 • 便石山(びんしやま) 三重県北牟婁郡紀北町にある標高599メートルの山です。 山頂付近にある象の背と呼ばれる巨岩は、銚子川や熊野灘を一望できる絶景スポッ

ソメイヨシノ桜無残 - 散花の記憶に

2024年4月10日記 日曜日まで満開を誇っていた公園のソメイヨシノは、月曜日から火曜日にかけての雨により、散り、六分咲きとなってしまいました。 散策をすると、散ったソメイヨシノの花びらが絨毯のように地面を覆っていました。 まさに「桜無残」という情景です。 しかし、今年は4月に入ってからの満開が、新たな門出となる入学式に彩りを添えてくれました。 春を告げ、感動を与えてくれるソメイヨシノの花々。 その散りゆく儚さにも、感謝の気持ちを忘れずに。 次の季節へのバトンタッチですね。

紀伊半島旅行記 熊野 丹倉神社と大丹倉を訪ねて

こんにちは、この地を訪れたのは2023年11月初旬でした。 きっかけは、NHKで放送された『中部ネイチャーシリーズ』を見て、一度訪ねたいと思っていました。 熊野市の金山町から札立峠を越え、育生町赤倉を目指します。 途中、熊野少年自然の家までは道幅も比較的広く、ここを過ぎると急に道幅が狭くなります。 対向車が来ないことを祈りつつ、札立峠を目指します。 札立峠付近のトンネルを越えると、あとは赤倉を目指すのみです。 くねくねした道路を降りながら、ようやく赤倉の地に到着しました。

春の訪れ

今年の冬は、春のように暖かい日があったり、3月に入ってからは冬に逆戻りする日もありました。しかし、4月を迎え、桜が満開となりました。温暖化という言葉で、前年よりも何日も早く桜が咲いたと言われていますが、今年は嬉しいことに入学式のシーズンに桜の開花が間に合いました。待ち望んでいた桜の開花を、一緒に楽しみましょう。🌸 もし桜の開花を見逃してしまった方は、添付の動画で少しばかり楽しんでいただければ幸いです。 最後までご覧戴きましてありがとうございます。

紀伊半島旅行記           熊野の山奥の秘境のお菓子やさん              

こちらのお店では、クッキーからパンまで幅広く作られています。 私はさくらあんぱんをいただきました。 ほのかなさくらの香りが心地よく、中にはたっぷりのこしあんが詰まっていて、とても美味しくいただきました。 何個でも食べられそうですね!(^_-)-☆ 他にもさまざまな種類のパンやクッキーがありますので、機会があれば熊野の山里の奥深きお菓子やさんへ足を運んでみてはいかがでしょうか?手作り感が温かく伝わってきますよ。 また、新しいメニューとの出会いも楽しみですね。 所在地:三重県