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つれづれ歳時記

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季節ごとに変化する景色や感じること、心に残る瞬間を綴っていきたいです。
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鯉のぼりの散策とその歴史を考えてみる 

ゴールデンウィークが過ぎ、日常生活に戻る中で、私は鯉のぼりに目を向けました。 特定の有名なスポットではなく、ただ池の上で泳ぐ鯉のぼりに心を引かれました。 川や池の上で泳ぐ鯉のぼりは日本各地で見られますが、その素朴さが何とも言えず魅力的です。 何百匹もの鯉のぼりが泳いでいるわけではありませんが、その狭い空間での臨場感が素晴らしいと感じています。 そして、鯉のぼりの歴史について考えてみました。 鯉のぼりの起源は、鎌倉時代(1185年~1333年)にまで遡ります。 この頃、武家

思いがけずの再会 時を超えた友情の物語

ゴールデンウィークの真っ只中、突如として30年来の友人からSNSで連絡が入りました。 彼からのメッセージは、明日バーベキューをしませんかというお誘いでした。 しかし、夕方には所用があったため、残念ながら断らざるを得ませんでした。 それを伝えると、彼はもう少し早い時間でカフェでもどうかと提案してきました。 私の心には気になるカフェがあったので、そこで会うことにしました。 しかし、その後気になってネットでカフェを検索したところ、当日はカフェがお休みだという事実に気づきました。 慌

風に泳ぐ鯉のぼり

もう鯉のぼりの季節がやってきたのですね。 時の流れは本当に早いもので、ついこの間まで雛人形を飾っていたと思えば、あっという間に桜が満開になり、そして葉桜へと変わっていきました。公園に足を運ぶと、そこには突如として鯉のぼりが空を泳いでいるのが目に入ります。 そもそも、この風物詩がいつから始まったのでしょうか?調べてみると、その起源は熊本県の杖立温泉にあるようです。 昭和55年ごろから始まり、徐々に全国へと広がっていったのだとか。 気がつけば、4月も半ばを過ぎ、端午の節句が近づ

待望のカンザン(関山)桜並木

日本原産の桜の一種、カンザン(関山)は、サトザクラ系の八重桜であり、その存在は奥深いものがあります。 遠く奈良時代にまで遡るそうです。 4月下旬に開花するこの遅咲きの品種は、濃厚な紅紫色の大輪の花を咲かせ、その長持ちする美しさを長期間楽しむことができます。 冬の終わりと共に訪れる春。 ソメイヨシノの後を受け継ぎ、約50本の並木道を彩るカンザン(関山)桜は、訪れる人々に春の喜びを伝えます。 隣接する菜の花畑と共に、満開のカンザン(関山)桜は、ピンクと黄色の優しい色合いで目にも

ソメイヨシノ桜無残 - 散花の記憶に

2024年4月10日記 日曜日まで満開を誇っていた公園のソメイヨシノは、月曜日から火曜日にかけての雨により、散り、六分咲きとなってしまいました。 散策をすると、散ったソメイヨシノの花びらが絨毯のように地面を覆っていました。 まさに「桜無残」という情景です。 しかし、今年は4月に入ってからの満開が、新たな門出となる入学式に彩りを添えてくれました。 春を告げ、感動を与えてくれるソメイヨシノの花々。 その散りゆく儚さにも、感謝の気持ちを忘れずに。 次の季節へのバトンタッチですね。

春の訪れ

今年の冬は、春のように暖かい日があったり、3月に入ってからは冬に逆戻りする日もありました。しかし、4月を迎え、桜が満開となりました。温暖化という言葉で、前年よりも何日も早く桜が咲いたと言われていますが、今年は嬉しいことに入学式のシーズンに桜の開花が間に合いました。待ち望んでいた桜の開花を、一緒に楽しみましょう。🌸 もし桜の開花を見逃してしまった方は、添付の動画で少しばかり楽しんでいただければ幸いです。 最後までご覧戴きましてありがとうございます。