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紀伊半島旅行記 奇岩 鬼ヶ城

場所:三重県熊野市木本町
特徴
国の名勝・天然記念物に指定された海岸景勝地で、波の侵食や地震による隆起、風化によって生じた凝灰岩の大岩壁です。長さ約1kmの間に大小無数の洞窟が階段状に連なり、海食洞が特徴的な奇岩奇勝として知られています。

鬼ヶ城は、伊勢志摩から続くリアス式海岸の最南端に位置し、その景色は圧巻です。
2004年にはユネスコの世界遺産に登録され、国内外から注目を浴びています。
鬼ヶ城内には「千畳敷」と呼ばれる大洞窟があり、上下段に分かれており、高さは約15メートル、広さは約1500平方メートルという鬼ヶ城域内で随一の威容を誇ります。伝説によれば、征夷大将軍・坂上田村麻呂に討ち取られた海賊・多娥丸の住み家であったと言われています。

鬼ヶ城は、その荒々しい景観と自然の造形が人々を圧倒する場所であり、熊野を代表する景勝地の一つと言えるでしょう。
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入場料や拝観料は一切かからず、無料駐車場も完備されています。

歴史的背景
鬼ヶ城は室町時代に有馬忠親によって隠居城として築かれた日本の城です。有馬氏はのちに堀内氏によって滅ぼされ、堀内氏は豊臣秀吉に仕えて関ヶ原の戦いまで当地を治めたとのことです。
これらのことを頭に入れて見学されるのも良いかと思います。


東口から山頂へ通じるハイキングコースには桜が植えられており、春には4種類の桜が次々と開花して長期間花見が楽しめるとのことです。
素晴らしい自然の景観と花々を楽しむことができる場所ですね。

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