自分の名前が呼べない自分

3/13・14に行われた名古屋ゲシュタルト研究会の明石郁生さんZoomWSへ参加させて頂きました。
いま一緒にアダルトチルドレンについて勉強をさせていただいている方からのお誘いで、初めてゲシュタルトのグループワークに飛び込んでみました。
私が体験したワークの感想をシェアしたいと思います。


2日目の午前中にじゃんけんに勝ち上がり、明石さんにワークをしていただけることになった。
こういう場面で本当にくじ運がない私。
まぁ~今日もダメだろうなと思っていたので、まさか選ばれるとはととても驚いてしまった。


私は足の痺れが気になることをテーマに話を進めてもらうことにした。
そして、実際に自分の足に触れながら何に一番不安を感じるのか選ぶことになった。
私は4つの候補の中から「現在の夫に離婚されるのではないかという不安」を選んだ。

先日の記事にも書いた通り3.11が近いということもあったのだろうが、
離婚されるという夢を何度か見ていたので自分の奥底には
「見捨てないでほしい」というトラウマがあるのではないかと感じていた。

ワークは深い部分まで進んでいった。
(途中は割愛)
私は痺れ自身になって、小さなmaoを見つめていくことになる。

他の方のワークを見ていて、自分にはインナーチャイルドに話しかけることはできないと思っていた。
が、没頭していると意外にやれるものなんだなと冷静に感じている自分もいた。

今まで自分のインナーチャイルドに触れることが苦手だったし、嫌いだった。
見てみぬ振りをして逃げてきたんだと思う。
だが、今回は初めてはっきりと小さな自分が見えたのだ。すごい!

小さな私はこちらに背を向けて体育座りをしてうずくまっていた。
話しかけても体が少し斜めになるだけでこっちを向いてくれない。

そんな小さなmaoに痺れの私が声をかけ続けている。
「こっちを向いて」「痺れに気づいてほしいけど、そのままでいいよ」
「頑張らないで」「あなたのために勉強しているのよ」
自分でも思ってもみない言葉が出てくる、出てくる。
不思議な感じ。

そして一番驚いたのが、自分の名前を呼べなかったことだ。
maoさんって呼んでから語り掛けてくださいと言わるのだが、
どうしても自分の名前が呼べない。
そこで苦しくなって涙があふれてきたのだ。

実は、今後コーチングやカウンセリングの活動をしていくときに
本名でやるかビジネスネームをつけるかで最近ずっと悩んでいた。
一旦は平仮名を使おうと決めたのだが、まだ一歩を踏み出せずにいる。

まさかここで名前につながるとは思ってもみなかったので本当にビックリ。

ワークの中で、自分の名前は好きなはずなのに呼べないのがとても苦しかった。
言葉に詰まって涙があふれる、言葉が出てこないなんて初めて。
自分の奥底に触れた瞬間だったのだなと思う。

終わった後に見ていてくれた方からシェアをいただいた。
これがグループワークの良いところだなと実感。

「分からないことを私は分かっている」という言葉を教えていただいたのがとても響いた。
分からないことに気づいていればOKなんだと少しスッとした。

私は何事にも原因を知りたい、究明したいと思いが強くなりがちだったのだが、ところどころで「そのままの自分でいいよ」という言葉を自分にかけていたことにも気がついた。
あぁ、なんとなくこのままでもいい~と心が求めているのかなと。

いろんなことを感じられるとても貴重な体験だった。
これからも自分自身について学んでいくことは間違いじゃないなと自信が持てて嬉しくなった。

この場にお誘いいただこと感謝感謝です。


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