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短歌ノート

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もうほとんど読んでも詠んでもいないけどあの日ぼくには必要だった
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【感想】石井僚一第一歌集『死ぬほど好きだから死なねーよ』

【感想】石井僚一第一歌集『死ぬほど好きだから死なねーよ』

石井僚一さんが、とうとう第一歌集『死ぬほど好きだから死なねーよ』を出版された。

これは本当にめでたいことだと思うので、拙文ながら感想を書いておきたい。

石井さんは1989年生まれ。北大短歌会出身。

2014年、父の死を詠んだ連作「父親のような雨に打たれて」で第57回短歌研究新人賞を受賞。

しかし受賞直後、北海道新聞のインタビューに答えて、父がまだ生きていることを記者に明かした。このことにつ

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