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月をみるとき ぼくと月のあいだに さえぎるものはなにもない


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月をみるとき
ぼくと月のあいだに
さえぎるものはなにもない
ぼくと月がはさんだ透明な宇宙空間

星のうしろの深い空をみるとき
ぼくと深い空のあいだに
さえぎるものはなにもない
ぼくと深い空がはさんだ透明な宇宙空間

星のうしろの深い空
深い空は宇宙の果ての永遠
この地球という小さい星から
透明な宇宙空間をはさんで
ぼくは永遠をみている

ぼくたちは
夜空いちめんの永遠のなかにいる


*この詩は詩画集「ぼくは宇宙のかけら」全31篇の第24篇です。
他の篇はこの詩画集からごらんになれます。

昼間外に出していた観葉植物も、
夕方室内にとりこむ季節になりました。
自然は、地球は、宇宙は、
音もなく、しかし確実に、歩みを進めていきます。



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