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NO.2の育て方㊽組織図、作っていますか?

今回は組織図作りの重要性についてお伝えしたいと思います。

ナンバー2育成をする際には、役割を命じ、仕事を任せるという過程を踏みますが、組織図がないとどこからどこまで任せるのかが不明確になってしまいます。

中小企業では組織図をきちんと作り、人事異動のたびにアップデートしている会社は少ないかもしれません。

多くの中小企業は社長がトップとして君臨し、役員や部長等がいたとしてもいわゆる文鎮型組織というのが実態でしょう。

文鎮型組織は社長が全てに指示を出し、全てを管理する形態です。

数十人規模の会社であれば営業部やバックオフィスなどと業務が分化されているにも関わらず、社長の感覚では文鎮型となってしまっているため、わざわざ組織図など作る必要などないというのが社長の本音かもしれません。

けれども、その状態であると冒頭にお伝えしたとおり、ナンバー2に任せる仕事の範囲が明確になりません。

ですので、ナンバー2を育てようと考え始めている社長さんがいらしたら
先ず組織図を作ることをお勧めしています。

まさかナンバー2に最初から会社全体の活動に対して丸ごと任せるということはないでしょうから、逆に組織図がないと何から取り掛かるかが具体的にならないからです。

また、組織図はナンバー2に任せる仕事の範囲を明確にするためだけでなく、本来は会社全体の設計図でもあり、責任の所在を明らかにし、課題を浮き彫りにする必須のツールでもあります。

組織図を作っていない社長の頭の中は混沌としている印象です。

各部署の個々の課題は認識していても、組織図がないと組織の中で各部署がどう相互作用しているか判然としないので、その結果、部分最適なもぐら叩きが続くことになりがちです。

組織図があれば、各部署間における関係性を理解しやすく、課題の整理にも役立ちます。

ナンバー2という存在に期待する以前に、組織活動の見える化が組織作りの第一歩です。

もし、これからナンバー2を育てようと思っていたり、ナンバー2が期待通りに動いてくれないと嘆いていらっしゃっているのであれば、先ずは組織図を作ってみてください。

きっと気づきを得られると思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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