#10 アナタの場所/運命の恋
普段はいくらでも寝続けられる私。でも今朝はベッドが違うせいか、アナタが帰ってくるのが待ちきれないからか、7時には目が覚めた。何て健康的!そう思いながら洗面所に向かう。大好きなアナタにまだ堂々とスッピンを見せられるほど何度も会っているわけではない。お化粧をして、洋服を着替えようとしていたその時、玄関が開く音がした。
アナタが帰ってきた。少し疲れた顔のアナタ。私の隣にきてギューっと強く私を抱きしめる。タバコの匂いがするアナタは、そのまま私を引っ張り、二人でまだ少しあたたかいベッド