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21歳、PMDD(月経前不快気分障害)との付き合い方

わたしはおそらくPMDDだと思う。

PMDDは、PMS(月経前症候群)の中でも精神的不調の程度が重く、日常生活に支障をきたす状態のこと。

生理1週間前くらいから気分が落ち込んで、気がそわそわして、些細なことにも腹が立つ。

普段気にならないようなこともいちいち気になってしまうし、少しの失敗でもむしゃくしゃして投げ出してしまいたくなる。

深夜から朝方にかけては何が悲しいかもわからないけどひたすらに泣き続けて、死んでしまいたくなって、恋人に当たってしまうこともある。

そんなことをしている自分が嫌で、相手にも申し訳なくて、なおさら死にたくなる悪循環。

でも、生理が始まって3日もすれば収まって、けろっとしている。気分も良くなって、なんでも出来る気がしてくる。


わたしは約2年前からこの症状に悩まされてきた。

だけど最近になって、「あれ?こんな状態になってるの自分だけじゃない?」と思うようになった。

PMDDをネットで調べた。ドンピシャだった。

緩和させるにはピルや漢方など、さまざまな方法があることを知って、わたしはまず産婦人科へ行った。それが1ヶ月前の話。

人生で初めての産婦人科。サイト上はどこも口コミが最悪だったから、1番アクセスのいいおじいちゃん先生のところに行った。

「PMDDだと思うので、ピルを処方していただきたくて来ました。」

「なぁにそれ?」

衝撃だった。おじいちゃん、PMDD知らなかった。

携帯のサイトを見せながら説明。

「それは辛いね〜〜じゃあピル処方するね〜〜」

3分で診察(?)は終わり、無事ピルを処方してもらった。

現在ピルの1シート目を服用中だけど、すぐに諸々の症状が改善されるわけではなくて、2〜3シート目からだんだん安定してくるらしい。


いままでの2年間はシンプルに、しんどかった。

月に10日間は、つまり月の約3分の1の期間は、ポジティブになんていられなくて、自分のダメなところしか見えなくて、ただただ死にたくなってしまう。

ネットには「生理前の精神的不調の症状が重いだけで、あなたは悪くない」って書いてあったし、恋人も「生理前だから君は悪くないよ、大丈夫だよ」と言ってくれる。

それでもやっぱりしんどいものがある。

いまはピルを服用し始めたばかりだからまだ効果は見られないけど、徐々に落ち着いていってほしいな、と願っている。

もっと生きやすい身体や精神状態を目指して、PMDDとうまく付き合っていきたい。


もしこれを読んでくださっている方の中に、わたしと同じように悩んでいる人がいるのなら、自分だけで抱え込んだり、我慢しないでほしいと思う。

ピルはまだ世間的に良いイメージが定着しきっていなかったり、漢方もなかなか手を出しにくかったりするけれど、

自分に合うものを、自分が生きやすくなるために選んでほしいと思う。








#あたらしい自分へ

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