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「あえて馬鹿になる」という場の空気をつかむテクニック

「ヒロカズさんは年齢や職位関係なく、場の空気をつかむのがすごい上手ですが、何かコツがあるんですか?」
「場づくりのテクニックを教えてください」
「どうやったら受講者が自分から今みたいに自ら手を挙げてくれるようになるんですか?」

研修やセミナーの場、研修講師育成プログラムやオンラインサロンで、こうした質問を、企業の方含めいろいろな方からされる。

ロジカルに、意識していることはあるけれど、簡単に一言でいうのは難しいが、すぐにできることで、意識してみてほしいことを1つあげるとすると、、
「あえて馬鹿になる」
ということ。

場の空気というのは、どんな空気であっても、受講者はもちろん、自分にも影響を与える。
初めての場所、プレッシャーのかかる背景、受講者が後ろ向き、自信がないコンテンツ、などいろいろな原因が存在する。
そこに向き合って、反応することは人間が成長するキッカケにもなるが、大体の場合は、自分にとってのストレスになり、それは確実に受講者に伝染する。
なぜなら、その場の空気を創るのは、その環境で唯一、大きく動き、声を発し、視線を放ち、トークで方向性を示している「講師」だからだ。

そこで、あえて、馬鹿になる。
空気が皆さんに語り掛けてくるとする。
「今はみんなが、あなたがどんな人か値定めをして注目しているよ」
「難しい質問だね、どう対応するの」
「あ!誤字脱字があった、どうみんなには伝えるの?」
いろいろと、空気は語り掛けてくる。

馬鹿になって、返す。
「え?なんすか?」
つまり、気にしない。

そうすると、自分のペースを乱されることなく
自分のつくりたい流れで進めることができ
自分の言葉で想いを伝えることも、スムーズになる。

結果として、場づくりがスムーズになる。

(今はみんなが、あなたがどんな人か値定めをして注目しているよ)
「いやー、この内容、難しいですよね!でもためになりますよ(値定め?なにそれ?食べれるの?)」

(難しい質問だね、どう対応するの)
「すごい、そんな質問初めてです。着眼点がすばらしいですね。そうですね…私が思うのは~(ほっほー、むずかしいですね、そうだなぁ…※全部発言してる)」

(あ!誤字脱字があった、どうみんなには伝えるの?)
「あ、誤字がありますね、大変失礼いたしました。お手数をおかけしますが、修正して頂けますでしょうか?(あ、お金払ってもらっているのに、こんなテキストでごめんなさい)」

あくまでこれらは一例だが、ただ、素直に言うだけ。
これで、自分の求める空気に勝手になっていく。

…というだけの話なのに、キャリアコンサルティングとか、心理系の知識のある方は、、
「その場、に意識を置くことが大切ですね」とか
「価値観を変えるんですね、心の声は勝手に自分がつくりだしているんですもんね」とか
理屈で分解してくるかもしれない。

まぁ、そうなんですけれどもw
そんなことを考えなくても「あえて馬鹿になる」だけでも、変わるかもしれませんよ、という話。

冒頭に伝えた通り、いくつかあるテクニックのうちの一つだが、もし、興味があったら試してみてください。


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今回も、最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
少しでも内容に興味や好感を持っていただきましたら、お忙しい中とは思いますが「いいね」「コメント」をよろしくお願いいたします!

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