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時間資本主義の時代

この本を読んだきっかけ

定期的に会っている友人から「この本、購買行動とかマーケティングに関わる内容が書いてあって、面白いから読んでみてほしい」と言われたのがきっかけで、読み始めました。

実際私は、マーケティングに関わるお仕事をしているので、
興味深く読むことができ、大変参考になる内容ばかりでしたのでnoteに記載いたします!

簡単に、この本の面白かった部分や文字で残しておきたいという部分を、
言語化いたします。
興味ある人は書籍も読んでみてくださいね☺

時間資本主義とは・・・

この著書のタイトルにも使われている用語で、
意味としては、「時間の価値に対する基準を軸とした考え方」になります。この価値観が流行る前は、貨幣(モノの安い高い)による価値判断が流行していました。

なぜこの考え方が流行したのかは、共働き・コロナからのリモートワークなど、様々な要因が複雑に入り組んでいると考えられます。

流行したものをご紹介すると、
洗濯のすすぎが一回で済む洗剤です。

昔であれば、このような時短になる商品は大きく売れることがなかったでしょう。というのも、昔は洗濯機ができたことで、元々5時間かかってた洗濯が30分に短縮され、これだけで時短になったからです。

しかし今の時代、洗濯機も普及し、共働きをする家庭も増え、朝の10分の大事さがより重要視される世の中になってきたのが流行った理由のひとつとしてあげられます。

この話から、時間をお金で買うという考え方が主流になる背景が分かると思います。(ウーバーイーツや家事代行サービスなども同様)

今後の時間価値の考え方

主軸となるのがこの3つです。

1.節約時間価値・・そのものやサービスを利用することで時間を短縮でき、他の高次な目的のために使用可能な有意義な時間を生み出される
例)ウーバーイーツなど
2.創造時間価値・・その物やサービスを利用することで、有意義な時間を過ごすことができる
例)ネットフリックスなど
3.空間価値・・どのような物理的空間で行うことができるのか・移動することができる
例)グリーン車など

上記、考え方を応用して
ビジネスチャンスを広げたのが、ダイナミックプライシングになります。
これは、需要と供給を踏まえて、時間によって価格を調整できる考え方です。

具体的に言うと、〇〇時は需要は高いから値段を上げようなど価格をコントロールすることができるもので、物理的にスタッフが必要な眼鏡やスーツ仕立て・ディズニー・飛行機など接客でキャパシティーに限界がある業界で使われていることが多いです。

これは今後、日本でもより浸透していく可能性が高いです(日本ではUSJがファストパスでこの制度を導入して盛り上がりましたね☺)

みなさんの時間価値はいくらか?

製造業が栄えていた時代は、働いている人の情報格差も少なく、レーンで各々業務を分け横一線で働くことが多かったので格差は少なかったようです。

一方で、いまは情報価値に大きな差が生まれているので、格差が出ています。
それは付加価値型のサービスが増えている影響が大きいです。
サービス提供している会社は、情報を集めやすく結果的にビジネス展開もできるので時間価値が高くなっていく傾向にあります。

なので情報が溢れる今は、情報の最先端。
一次情報を取ることが大事になってきます。
それは人に会うことで達成することができるので、
積極的に人と会う・話すということを意識することを、意識して行うと良いとのことです!

個人的に印象深かった内容


人間は、4つのタイプに分かれるという話。
どのタイプにも特徴があり、良い悪いは人によってさまざまだと思います。

書かれていて内容で、特に興味深かったのは、
グラフの右上の人は、ONとOFFを使い分け、クリエイティブな考え方が出てくる「寝る前・バスタイム・散歩中」をしっかり作るようにしているという話です。

クリエイティブなアイデアは、会議の資料を作っているときには出ない。
クリエイティブな人は、不快な時間や事務作業をなるべく減らして、クリエイティブな時間の比率を増やしている。ルールに従うのではなく、楽をしたいひとが多いのだ。
時間資本主義の時代 著:松岡 真宏

この内容が個人的には面白かったです。
公と私を使い分け、どうすればクリエイティブな時間を作れるのかを考え、成長できる1年にしていきたいと思います!

最後まで、お読みいただきありがとうございました!



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