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「凶を吉に変える方法」・・・色々あるけど、怪談和尚他の話によると。


辛い出来事に出会うと、
人はどうしても、何かに縋りつきたくなる。

その時に悪い人がいると、大して価値が無い高額のお札やお守りや壷などに、お金をつぎ込むことで、救われるような気分になる。

その向こうにいる相手が悪意を持っていたとしても、それには気づかないのである。

それで、タイトルの「凶を吉に変える方法」であるが、これは、青年期の恋愛のおまじないから、藁人形、呪いの方法など、少し検索すれば大量にヒットする。

一方で簡単に心が前とか日常の会話で「凶を吉に変える方法」を伝授している人たちもいる。

前回に引き続き、三木大雲和尚の説法から引用すると

「凶を吉に変える方法」で一番簡単なのは、「言葉を変えること」だという。

実際、三木和尚は、年齢や立場を問わず誰にでも敬語を使うらしい。

それは、「どんな人からでも得るものはある」
という考えに基づいている。
相手を常に敬えば、自ずと凶は吉に変っていく、という訳だ。

これは、別の方も言っていた事だが、先に「ありがとう」と言ってしまう、という方法がある。

何かを頼むときに、「よろしく」ではなく、「ありがとう」を最後に着けるようにする。
これ、やって見たことがあるのだが中々難しい。
話の流れで、引き受けてくれるのが当然と考えているように聞こえて、逆に反感を買う事がある。使うタイミングには注意したい。

あと、拗ねない、ひねくれない、自分を卑下して他人を妬まない、という事を説いている。
これは、分かりやすい。
分かりやすいけど、難しい。ついつい人を妬んでしまうのだ。

実践としては、ひねくれて拗ねて妬んでいる人をたくさん見て、こうはなりたくない、と思う方法がある。
身近にいなければ、映画やテレビの悪役を見て学習するのも良いだろう。
そう友達に言ったら、「妬んだ背景に共感して、もっと妬むかもよ」と返された。

でも、共感は心の平安を呼ぶ力があるから、その内の50%くらいは、自分の妬んでいるネガティブなパワーを、どこか別の世界(空想や創作)に開放してくれるかもしれない。

それからこれは、「凶を吉に変える方法」というより「過去を未来に変える方法」なのかもしれないが、数十年前には、「海に向かって叫ぶ」というものが流行った。
特に不条理にぶつかった時や、失恋をした時だ。
もちろん、これはテレビや映画で描かれた「凶を吉に変える方法」の一つで、その他にも「馬鹿食いをする」「悲しい映画を観て無く」などもあった。

少し話がそれたような感じもするが、
「泪を流す」のは、脳科学的にも良いらしい。
確か心理学者の中野信子さんが、以前に語ってらしたが
人間は涙を流すことによって、冷静さを取り戻し、心のバランスを戻して、悲しみや混乱に立ち向かう事が出来るのだという。

要は、「凶を吉に変える」には、いかに心を冷静に保ち余裕を持つか、ということなのだろう。それによって、さらなる被害を食い止めることが出来るのかもしれない。

         おわり


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