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そこには、大自然に対峙する響きと、 美しい煌めきの旋律があった。

和楽器演奏集団「独楽(こま)」
「陽はまた昇る」亀戸カメリアホール

チラシに写る多種の和楽器のせいで、勝手に和楽器入門的コンサートを早々していたら、全く違う。自らの見識の甘さを痛感した。

大小の力強い太鼓の響きが冒頭から観客を掴んで離さない。
その一方で、太鼓のリズムの合間に入る琴の音が、純粋なものに対する憧れのような気持ちを思い浮かばせて、実に美しい。

太鼓、琴、三味線、篠笛それらが交差しながらも煩雑にならない構成は、まるで巨大な名瀑を遡って登り、今まさに龍にならんとする金色の鯉のような音の組み立てと迫力である。

その美しく心震わすエネルギーは、体の内から湧き出してくる「音楽と音楽を安心して楽しめる世界」への渇望が根本になっているに違いない。それはこの公演のタイトルにも託されている。

古来太鼓は神事と共に発展してきた神聖なるものである。
終演後、この公演が、人々の心に明るい夜明けを感じさせたと確信した。


追伸:普段はやらないというMCの語りも楽しかった。次の公演でもやってほしい。

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