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映画「キャビン」観ました

ネットフリックスでホラー映画「キャビン」観ました。
大学生5人(おとなしい系女子と奔放系女子と体育会系男子(←僕たちの雷神、クリス・ヘムズワース!)とマジメ系男子と変わり者系男子)が人里はなれた山小屋で休暇を過ごそうとしたら謎のゾンビ集団が現れて楽しいバカンスは一転、生きるか死ぬかの地獄絵図に!おっぱいも出そうね!
と、ここまではホラー映画で佃煮にするくらいに多いムチャクチャありふれたシチュエーションですが、この作品の面白いところはそんな阿鼻叫喚の事態に見舞われてしまった不運な大学生たちを監視カメラで監視、そして(薬を嗅がせたりして)彼らの行動を管理する謎のハイテク白衣集団の存在なんですね。結構な機材からして、かなり大規模な組織の人間たちなんだろうなぁと言うのは分かるのですが『大学生たちを「どれ」に襲わせるか』でキャッキャウフフと賭けで盛り上がったりしてなんか妙にノリが軽い。はしゃぐおっさん。なんなのアンタら。

あっさり若干ネタバレしてしまうと、この白衣集団は「大いなる古き者」に定期的に生贄を捧げるための組織の人間たちなんですね。
上記の大学生たちは「たまたま」生贄として組織に「選ばれてしまった」人らで。完全にとばっちりですよ巻き込まれですよ裁判で訴えたら確実に勝てますよ。
しかもこの大学生たち、エロ系女子とかオラオラ系男子とかハッパやってる系男子とかの、ホラー映画で犠牲になるタイプあるあるなキャラクターではあるものの全員友だち思いの良い奴らであり、そんな彼らが組織の勝手な思惑で血しぶきブッシャー!な目に遭うのは若干いたたまれなかったし、最後に命からがら助かった女の子がゾンビに襲われて死にそうになってる映像を背景に、組織の人間たちがテキーラ飲んで乾杯ヒャッハーしてる絵ヅラは「うっわー、こいつら、うっわー、こいつら、うっわー(;´∀`)」感ハンパなかったです。

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ジョックポジションのクリヘム。良いやつでした。

そしてこの映画のいいところは、ここまででまだ全体の半分くらいの展開で、後半は生きとったんかワレ、反撃はこれからだ!!とか(内臓)ポロリもあるよ、ドキ、モンスターだらけの大殺戮大会とか、あ、最後の最後にこんな大物女優がシレっと出てきてなどの怒涛の展開目白押しで、ラストの思い切った展開もある種の爽快感があり、正直言ってムチャクチャ面白かったです(´∀`*)
全体的にホラー映画へのオマージュとリスペクトてんこ盛りな映画で、特に組織が収監していたモンスターたちが一気に映し出されたシーンは「あ、あの双子、あれじゃろ、シャイニングのあれじゃろ!!」とホラー映画に疎い私でも分かるくらいにホラー映画への愛が爆発していて、爆発しすぎてその後はホラー映画でもあんまお目にかかれないくらいの血みどろ展開(でも内臓は控えめでホラー初心者にも安心)で…いやー、良かったっスね(しみじみ)

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シャイニングのあれ

ラストもある意味あれ以上のラストは無いと思いましたし、元凶の組織の人間たちもやってることはロクデナシなんだけど、でもなんか憎めない感じな絶妙な塩梅で描写されていて、唯一の良識人である黒人のお兄さんカッコ良かったしで、ホラー映画好きの人もそうでも無い人も観て損は無い映画だと思います。
あ、あとJホラーリスペクトもされてるよ!京都の小学生最強。

きゃびん



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