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落ち着けるカフェ探しと、中年あるあるで地球滅亡

落ち着けるカフェ開拓中

栄(名古屋の繁華街)にあるカウンセリングに定期的に通って2年ぐらいになる。
なかなか合うカウンセラーに出会えなかったが、長年検索を続けて、時には試しに行ってみたりしてようやく今のところにたどり着いた。

1時間ほど話を聞いてもらって気分は少し軽くなる。そのあとすぐランチを食べるか、カフェに寄る。記憶がまだ新しいうちに今日話したことや、アドバイスをノートに簡単にまとめる。この時間が最近は一番落ち着ける。

栄は繁華街のわりに街路樹が多くて、窓から緑が見える飲食店も多い。地下街が大きいことでも知られる名古屋だが、私は「窓から外光が入って景色が見えるお店」が好きなので、おひとり様アラフィフが落ち着行けるカフェなどを開拓中だ。

日々是丹精(漬物屋)と高級ジュエリー店の共存
栄の街並み

街に出てくると、電車2~3駅分くらいは自然と歩くね。

郊外に住んでいると、生活がどうしても車中心になってしまい、本当に歩くことが少ない。

関西出身のダンナ曰く「名古屋は駐車場も充実してて安い」とのこと。もともと運動キライなダンナは、名古屋に来てどこへ行くにも車中心になり、めっちゃ太った。それに合わせていると私も太る。街は退屈することなく歩けて実にいい。

フレッシュネスバーガーが定番

交差点の角にあるフレッシュネスバーガーが気に入っている。

天気のいい日はブラインドしないと西日がえげつない

2階席から、街路樹や歩道を行く人たちが見えるところがいい。値段は少々お高めで、クラッシックバーガーのセットが1,120円する。味はとてもちゃんとしてて美味しい。

以前は高いなーと思っていたが、よく考えたらランチを食べて、その後カフェに行ったらもっとかかるし、「味と居心地」が両方得られると考えたらなんも問題ないと気がついた。最近はマクドナルドでもどこでも値上がりしてるしね。

クラッシックバーガーとオーガニックティー

しかし7,8月の街は暑くてしんどい。
今日は暑さに加えて低気圧。雨雲レーダーでは通り雨がきそう。

歩道を歩いてるだけでメガネが曇りかけ、息がしづらいほど湿気が高い。

フレッシュネスの店内で、エアコンの冷気に包まれながら、うまいバーガー、ポテトを食べつつノートを書き、通り雨をやり過ごす。

「どしゃ降りでもかまわないと~ずぶぬれでもかまわないと~」
しぶき上げる人たちをウオッチングする贅沢なひととき

こうしてボーっとしていると、意識が広がる感じがしてふと、いろんなことに気づきやすくなるのだ。「友達できない私と仲良くなる人の共通点」とかいろいろ。

ここのいいところは、BGMが「元気な洋楽」なところ。日本語の流行曲が流れていると、意味を拾っちゃうから考え事ができなくなって落ち着けない。

集中したいときや、周りにおしゃべりしてる人がいるときはイヤホンで「集中用プレイリスト」を聴く。

地球滅亡を思って生きづらさ解消

プレイリストに入れた「M83の”Outro”」という曲を聴いていたら、ポテトかじりながらでも宇宙視点になってしまった。

美しくてこれぞエモい曲。MVは、地球滅亡の世界観でこれも美しい。映画を一本見たくらいの感覚が残る。最悪な落ち込みの中にいる時でも、意識の底にグッと力を与えてくれる曲。こんなに絶望的なストーリー(隕石衝突)を見てちょっと気が楽になるってどういうことなの。

「地球滅亡とかなったらどうするんだろ」

目の前のただの交差点の景色が、急に宇宙から見てるかのようになってしまう不思議。

ビルが建っていて、高速道路が造られていて、道路に車が走っていて、人たちが行き交っていて、お金を払ってハンバーガーを食べている、こんな営みも「無くなる」んだな。

ていうか、仏教の「空」ってもともと全部無いっていう。この世のすべて、形作られては、形を失って無くなるものだ。

「いつかはこの世界も終わる(比喩でなく)」という想像をしながら、目の前の世界を見ていると、すべてが貴重ですごいなーと思えてくる。自分がいつか死ぬという意味では、必ずこの世界との関係が切れる時がくる。

居心地良すぎて地球滅亡

そんなことを考えている間、世界に対する曇った概念のフィルターがパッと外れて、ものすごい非現実感に没入する。現実にどっぷりと浸かりすぎて、視野が狭くなってきたら、こういう時間が必要なのかもしれない。

「滅亡がいつ起こるかわからない」「それはわりとすぐかもしれない」と思うと、まだ許される内は、生きづらいままで世界を観察しようじゃないか、と楽しみな気にもなる。

自分の話を聞いてもらって、街をいっぱい歩いて、という合わせ技がメンタルにいいのかもしれない。

2024.07.15
地球に来てから18,574日目(50年目)
ちきゅうレポート:いつか終わる、を実感しだすと「ちきゅうは美しいかもー。不幸でもエキサイティングかもー!(゚∀゚)」とか思えるモードになることがある。生きづらいというのも、ただの概念ですねえ。ていうか、終わりを考え出す事が、ただの中年あるあるな可能性も(笑)

 


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