まだ死なないでほしい

夜ベッドに潜ってからとめどなく泣いてしまう現象に名前をつけてほしい。「いつか」なんてあるものか。「そのうち」なんてあるものか。絶対になくなるものは若さで、あの時呟いた「いつか」が今日だったとしたら、わたしはなんにも手にしていない自分に絶望するんだろうか。

「一緒に厄払いに行こうよ」と言ってくれた友達からの返事は止まったまま。わたしには時間がない。なんとなくそう思っている。

わたしがもう少し周りにいる人たちを大切に出来ていたら。そんなこと考えもせずにもう連絡をとっていない人たちの連絡先をほとんど消したことを思い出す。
毎日毎日ふとした瞬間に昔のことを思い出すのに、わたしは誰にも思い出してもらえてないだろう。みんな、みんなちゃんと変わっていくのだから。だから連絡先を消すのは簡単だったし、通過点であり過去なんだから仕方ないと思うしかなかった。

疲れた。疲れた。コロナにかかったせいだ。疲れた。疲れた。心が疲れた。頑張れわたし。頑張れ。
今まで心を壊すほど頑張って生きてきた人生じゃないだろう。休職や復職を経験するほど社会に揉まれてきた人生じゃないだろう。わたしはいつまでも、ずっと一生まだまだなのだから。

頑張れ。頑張れわたし。