子供の英語教育に対する質問に元英会話講師が答える。からの子供英語教育について

先ほど一時間ほど
元子供英会話教室の生徒のお母様(長い!)
の英語教育相談に乗っておりました。

お母様の悩み
“子供が最近教室に通いたくなくなっている“
とのこと。
今回はこれについての回答と
少しだけ英語教育についてお話しさせていただきます。

回答①講師の裁量
今の先生が悪いというわけではありませんが、
やはり先生の合う合わないはあります。
先生の英語学習経験や子供を知る力
なども教える側に必要な力でして
それが足りていない講師に対して
子供もやる気をなくしてしまうこと、があります。
先生が合わないと判断した場合には
違う教室も検討することをお勧めします。

回答②年齢や成長に応じた学習・授業
英語教室においてもさまざまな教室があり
一つ一つにクラスや先生の色があります
大人も合う合わないがあるのと同じく
子供にも先生と合う合わない、
クラスの内容が自分に合う合わないがあります。
それを見極めるのが親の力
現実的に教室の先生は、生徒量を減らさないために
なんとか説得して引き止めることも多いのです
それにとらわれず、きちんとレッスンを見つめ
子供に質問し
子供が楽しんで授業を受けているか
レッスンの内容が頭に入っているか
などを確認する必要があります。
いままでは楽しかったのに学年が上がったら
やる気がなくなった
なども学年が上がった際の教材や授業内容が
あっていないことも原因にあります
先生とよく相談して、解決策を考える
実践しても無理だったら他を探し始める
必要があります。

回答③外国人がいるから良い、っていうわけではない
外国人講師は簡単に採用されます。
なぜなら自分の子供を外国人に触れ合いさせたいという親が多く、外国人がいるだけでアピールになり生徒数が上がるから。
スキルも経験もない英語が話せるだけの外国人(もちろん素晴らしい人もいる!!)
がとりあえずマニュアルを覚えて
やってるだけ
みたいなところも多々あります。
外国人の先生を見極める力も必要です。
レッスンを見学できるのであれば
レッスンを見学してみましょう。
そこで子供が楽しそうであればセーフ
真顔でつまらなそうにしていたら、周りの英語や英語学習をよく知っている人に相談したら良いでしょう。なぜならここで先生に相談しても引き止められるからです。

その④とにかく、英語を話せる大人に相談する
英語を話せる大人(英検二級以上、ビジネスで英語を使ったりする人など)ペラペラな人に相談しましょう 
英語学習を経験している人ならば、どこでつまづくのか、何に力が入れれば良いか、おすすめの勉強方法などがわかるでしょう。案外中学生から勉強してペラペラになった人もいますから、それを聞いてほっとする方もいらっしゃるのかもしれません。

話を聞いてて思ったことは
何より親が焦っていること笑
子供がそれに合わせて辛くならない程度に英語を学べたら良いですが、親が子供に話せるようになってほしいと言うのはエゴです。子供は不幸になります。
子供が英語が好きで好きで勉強したいのならばどんどんチャレンジさせてあげてください。

★お勧めの子供英語教育法★
(インターナショナルスクールやアフタースクールを抜き、日本国内で学習する場合)
インターナショナルは高いお金を払って英語が話せるようになる場所です。あそこに通えば確かにペラペラになります。ここではあくまで一般的な子供が英語教育をする上で何をしたら良いのかについて書いていきます。

まず、英語を学ぶには4技能が必要になります。
リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング
この4技能のどれかかけてもつまづくことがあると私は仮定しています。
なので、決して話せたら良い!とか、点数が良ければ良い!ではなくてこの4つができて初めて英語ができるようになるのです。そのためには全てを両立して進行する必要があります。単語力、文法力、発音、なども大切になります。
①スピーキングはオンラインをお勧めしています
いまは時代が時代で、低価格でスムーズなオンライン英会話ができます。それも外国人の方と。
やはり発音の面から見てもスピーキングは外国人や帰国子女などネイティブレベルで話す人と会話をした方が良いでしょう。フォニックスもやってくれるところがあれば心強いですね。(フォニックスとはa ア i イなど英語の読み音。これが出来て初めてリーディングが出来る。スピーキング、リーディング、発音の基礎)体験レッスンも実施するオンラインレッスンが多くあるので、受けてみて合う合わないをみてもいいと思います。
②単語や文法、リーディングは塾などで
書くことや読むこと、単語力は塾で集中して覚えるのが良いでしょう。嫌になるかもしれませんが、これが出来ていなければ英語はより苦手になります。コツコツと無理せずに単語を覚えられたらベストです。
③リスニングは好きな映画や音楽で
いまは日本の歌や、アニメソングも英語歌詞化されているものがYouTube にアップされたりしていますね。そう言った好きなものから取り入れるのは一番耳には入りやすいと思います。映画もディズニーなどを日本語で見た後にたまには英語で(英語字幕)でみてもいいと思います。最初は慣れないかもしれませんが、いずれ抵抗も減ってくると思います。
③チャレンジ精神
英検を早いうちから受ける
(小3までに4級)難しい場合は5級でもいいでしょう
英語を学習→受かる 
という成功体験が子供の英語学習に対する自信を生みます。
ただ、学習を強制するのは意味がないので上手いことモチベーションを上げさせて親も協力して一緒に達成する必要があります。塾や教室に丸投げするのは本当にやめてほしいところです(元講師の本音)後でも述べますが、英語(そのほかの学習)もいかに保護者が協力するかで伸びやモチベーションが変わります。子供が必要としているのはそこなので、塾に行ったから点数が上がる、試験に受かるという考えより、どうサポートして勉強させるかに重きを置いて欲しいなという気持ちです。英語もそれ以外も、成長は協力プレーありきなのです、、
英語でディベートやスピーチができる環境のある英語教室も魅力的だと思います。社会に出た時その力がついていれば英語のみならず人前で話す力がついてくると思います。
④毎日の積み重ね
最後はここですね。英会話教室でも、通う(週一)だけて話せると思っていらっしゃる保護者様が多かったのですが。結論からしますと、レッスンはあくまでも授業。覚えるのは家庭内でというところです、、毎日コツコツと単語を覚えたり発話の練習がなければ、日本語ですら毎日話しているんだから、言語を覚えるとなると少なくとも毎日触れなければ忘れます。レッスンでしたことを復習したり、一週間ずつ単語を増やしていくなど、家庭内の努力も必要になるでしょう。

ここまで、とりあえず保護者様からの質問に対する回答と私が思う子供英語教育のあり方を簡潔にまとめました。
毎回英語教育についてまとめようと思って
話したいことが多すぎてまとまらなかったので
多少でも紹介できてよかったです。 

結論、教室選びや何を学ぶかも大切だけれど、それと同時に家での努力、保護者の協力がいるということ。これは英語のみならず全ての勉強においてです。子供が勉強しなくて困る、ではなくそういう環境にさせているか、勉強をしなくなったトラウマや原因は何かについて考えてみてください。そこを解決することができれば子供は心理的にまたモチベーションが戻る可能性もあります。それくらいに子供はセンシティブであり、しかし誘導も可能であるということです。

以上、
少しでも英語教育や、英語学習、教育に関して
相談や質問ありましたら
こちらにコメント下さい♪



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