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とある日のATMご飯(゚д゚) 026 「消極的もやし焼きそば」

貧乏飯の定番もやし焼きそば。

貧乏飯というとなんだか負のイメージに聞こえてしまいますが、様々な理由で糊口を凌ぐ状況の人間にとって貧乏飯は心強い味方である事は間違いありません。

そして「もやし」も人によってはあまり良い印象がない場合もあるのですが、私が耳にした範囲の感想ですと「貧乏くさいというイメージ的なもの」が一番多いもののようです。

でもちょっと待ってくださいな。
そもそも貧乏くさいイメージというのは何でしょう。潜在能力は他の野菜に負けないのに。

悲しいイメージを背負わされているもやしさんですが実際のポテンシャルはともかく、貧乏人の味方という側面だけは変わりませんので過剰に安い値で手に入ります。個人的な懐事情には厳しいものの、最近は少し改善されて来ましたけどね。

火炎瓶が飛んできそうでちょっと怖いのですが、もやし焼きそばに世話になりつつも貧乏くさいとマイナスイメージを持っているのはなんというか甘えなのかなと。

そう、育ててもらった親に反発しつつも親の脛を齧って生きているみたいな。勿論もやしさんは親の愛情と同様にその深い愛でそんな反発も包み込んでくれるのですが。

(注):真っ当な親に限った話です。

私も心の何処かではもやしさんに甘えている気がするので事ある度に襟を正さないといけないと思うわけです。

さて、余談の方が長くなってしまいましたがもやしさんは実のところかなり奥の深い食材です。

「ただ茹でれば良いのでしょ?」


正直私も自炊しはじめの頃はそう思ってました。でも茹で加減一つで味わいが大きく違うのですよね。

生臭さを取り除いた上でのシャッキリポンとした食感を残す茹で加減の妙技だったり、はたまたクタクタな食感ながらも一嚙み毎に味が滲み出る仕込みだったりと。

なんというかシンプルな素材だけに腕前によるブーストが期待できる訳です。

てもこの記事を書いている人そんな凄い腕前があるのかなぁ・・・写真を見る限りそうは思えないけど不思議だなぁ(゚∀゚)


・・・・・勘の良いガキは嫌いだよ。


たしかに腕前によって大きくその価値を増すもやし様ですが、さすが懐の深い存在だけあって私の様な雑な調理でもそれなりの味となってくれます。 なんというかその懐の深さから縁の下の力持ちという言葉がとても似合う食材ですね。

そうそう、家族がご飯を作ってくれる環境の方にはもやし料理が出た際に是非確認して欲しいことがあります。 そのもやし、ひげ根(先っぽに付いてるほっそい糸)は取られてますか?

栄養素的にはそのままの方が良いのですが、見た目や食感、保存性を考えてひげ根を取る下拵えというものがあるのですよ。

もしひげ根が無かったら、提供される料理にそれなりに手間をかけてくれている事の証明かも知れませんよ?

勿論栄養面でひげ根を残す方も多いのでどちらが愛情深いという話では無いので念の為。 私も栄養の為にひげ根は残してます! 面倒だからね(゚д゚)



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