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ポケベルが鳴らなくて(ぼっちだからね)


成人前の頃だったでしょうか。諸事情もありポケットベル(以下ポケベル)を持つことになりました。

ただ私ぼっちだったので頻繁にやり取りする相手もなく(笑)諸事情以外で鳴らないポケベルをめんどくさそうに持ち歩く生活になった訳です。

今考えると不思議なのですが、通信機器が好きで気がつけばエンジニアになっていた人間がどうして受信一辺倒とはいえ遠方の相手とやり取りできる機械にそれ程興味を持てなかったのか。

それとも持っていたけどそれどころでは無かったのか・・・今となってはわかりませんが、趣味の面でもPHS時代の様な熱量のある記憶も特になく「持っていた」という事実だけが残っているのです。

まぁ正確にはレンタルという形でしたので機材も解約とともに返却してしまいましたけど。

ポケベルは他にも「ページャー」や「無線呼び出し」とも呼ばれ、当時持た(て)なかった人もドラマ等でお医者さんが緊急呼び出しを受けるシーンで見たことがあるのではと思います。

若い方が想像するなら・・・フードコートやファーストフード店で渡される呼び出しベルが近いでしょうか?

ピーピー鳴る某バーガー屋のやつ

元々ポケベルも着信すれば音が鳴るだけの機械でしたが、徐々に進化することで電卓の表示画面の様なメッセージ表示欄を持つに至りました。

14106 = ア・イ・シ・テ・ル


とかやれたのもこの頃ですね。
私? ぼっちに聞くのは残酷ですよ!?

でも誤爆は来たことがありましたね(゚д゚)


単方向とはいえ相手を呼び出す以外のコミュニケーションが取れる様になった訳です。例え彼女が電話口にお父さんが張っていてこちらに連絡が返せなくとも、思いを伝える事が出来る訳ですよ!・・・ポケベルの仕様と同じく貴方の気持ちは単方向の片思いかも知れませんが(゚д゚) ザンコク

「いや、ケータイ持たせりゃいいんでない?」

とネタ抜きで言われそうなのですが、当時の個人用電話は相当なコストがかかる代物でおいそれとプライベートで所有できるものではなかったのです・・・時代は変わりましたよねぇ。

特殊な用途を除き過去のデバイスなのでもはや日常的にポケベルの知識を持つ方も少ないと思うのですが、この番号語呂合わせの印象が強すぎてその後の進化を覚えてない方も多い様子です。

・かな表記
・漢字表記
・絵文字
・文字数の増加
・トーンダイヤラー(プッシュ入力の代替)
・留守録、リダイヤル、暗証番号必須化
・WEBページからの呼び出し
・電子手帳や腕時計一体型
・PCと連携したニュース受信

日本では検討のみでしたが、ReFLEX方式による双方向通信(ポケベルから発信)等も海外では商用事例がある様です。今時のガジェットに例えると通信機能を持ったPDAみたいですね!(この表現が既に古い)

以前書いたテレホーダイの記事もそうですが、時々こんな緩い感じで昔の通信やガジェットに関してのあれこれを記事にしたいとは思っています。
そんなに詳しくは無いので識者の方には物足りない内容とは思いますけど(;´Д`) ダッテ シロウトダモン



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<闇鍋たーのしー>
他のマガジンに放り込む場所がない記事のごった煮です(゚∀゚)


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