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ぐん税ニュースレター vol.26 page03 -ここだけの話-

つい先日大学の友人と遊んだ時、友人から「最近図書館に行くのにハマっている」と話をされました。その話をされた時、そういえばここ最近本をあまり読んでいないなと思い、本屋に行き、目についた1冊を購入してみました。思えば、社会人となってから本に触れる機会が段々減少していったように思います。小学生の時は図書館にほぼ毎日行っては本を読んだり借りたりしていたのですが、そんな姿は微塵もなくなってしまいました…。
皆さんは読書をしていますか?

文化庁が行っている「国語に関する世論調査」の平成30年度の調査結果によると、全国の16歳以上の男女47.3%が1ヶ月に1冊も本を読まないと回答しているそうです。また、依然に比べて読書量は減っているか?増えているか?という質問に対して、67.3%が減っていると回答しています。この結果から私たちの読書量は個人で感じる程減少していることは火を見るよりも明らかです。

出典:文部科学省ホームページ (https://www.mext.go.jp/)
出典:文部科学省ホームページ (https://www.mext.go.jp/)

ですが、一方では電子書籍の市場規模は年々増加しており、株式会社インプレスホールディングスの「電子書籍ビジネス調査報告書2022」では2021年には市場規模が5,510億円となっているというデータがあります。また今後さらに市場拡大していくという予測もされています。
では、なぜ読書率の増加には繋がっていないのでしょうか。電子書籍の内訳も発表されています。2013年より文字もの等は392億円増加しているものの、電子書籍市場でみると内訳としてはコミックが4,660億円と大半を占めています。文化庁の国語に関する世論調査における、読書は漫画や雑誌以外も文字ものが対象となっているので、電子書籍の市場規模とは裏腹に読書量としては増加していないのです。

この結果はどうでしょうか?
私としては結果に思い当たる点しかなく、ハッとさせられました。読書には知識の増加はもちろんですが、ストレス軽減や脳機能の強化、メタ認知の向上等への効果も研究結果として出ているようです。
秋の夜長を楽しむ一つとして、意識的に読書を取り入れていこうと思います。

【今月のリポーター】
業務部 高田
群馬県甘楽町出身
趣味:漫画、動画鑑賞、SNSで気になったお店に行くこと、音楽
ひとこと:中学生ぶりにラジオを聞き始めました。今はラジオもサブスク対象となっていて、時間を気にせず聞けるようになって感動しました。他者の会話を聞いているような1対1で会話をしているような感覚が楽しくてつい聞き入ってしまいます。

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